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密かなブーム!大人の[焚き火]入門

 子供の頃、誰もが一度は体験した焚き火。そんな焚き火が今、アウトドア好きな大人の間でブームになっている。子供の頃とは違った大人の焚き火遊びはどんなものなのか……。アウトドアの達人に焚き火の醍醐味と楽しみ方を聞いた。

寒いからこそ楽しい!焚き火は冬の醍醐味だ

 イギリスの有名な冒険家、ベア・グリルスは、サバイバル番組の中で焚き火に手をかざしながらこんなことを呟いた。 「サバイバルでは、焚き火をするということは暖を取るためだけじゃない。火があるだけで元気になれる」  炎は体を暖めながら、心にも温もりをもたらす。たった一人の焚き火ですら、こうした気持ちになれるのだから、友とゆらめく焚き火の炎を囲めば、もう、言葉はいらない。焚き火が人類最古のコミュニケーションツールだと実感できるはずだ。 「焚き火は、コミュニケーションツールとして最適で、炎を囲んだときの雰囲気は何物にも替えがたいものがあります。人との距離感がすごく心地よくなるんです」  そう語るのは、アウトドアコーディネーターの三浦晋哉さん。焚き火の魅力とは何か、またその魅力を肌で味わうためにはどうすればいいのか。焚き火の心得を聞いた。

焚き火をするなら必ずルールを守ろう

 焚き火で最も注意が必要なのは言うまでもなく火事。細心の注意と準備が必要だ。  火の粉が飛んだり、焼け崩れた薪が焚き火台の外に落ちることは多々あるため、消火用の水を火の近くに常備しておくのは絶対のルール。特に秋冬の山野は枯れ葉が敷き詰められており、あっという間に一山が丸々燃え上がることも。  また現在、日本のキャンプ場の大半が「直火禁止」となっている。火のコントロールという観点からはもちろん、環境負荷(土壌中の微生物や木の根へのダメージ)の軽減という観点からも、焚き火台が必須なのだ。
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