相次ぐ「ごく普通の中年男性による女装」目撃談

女装,キャンディ・ミルキィ

キャンディ・ミルキィ氏は、かつてアマチュア女装者向けの雑誌『ひまわり』を作っていた。マンガ『キャンディ・キャンディ』を参考にした女装が特徴的で、日本の女装愛好界では名の知れた存在

 近頃、「ごく普通の中年男性」による女装姿の目撃談が相次いでいる。

 とある日の午後、最も目撃談の多い新宿駅周辺の路上で聞き込み調査をしただけで、このような声が多く見受けられたのだ。

「ジャイ子みたいな男性が、化粧もせずオッサン丸出しで歩いていたり、夏はビキニ姿にサンダルだったり。新宿に勤めて1年ですが、日を追うごとにキワモノ系が増えている気がします」(20代男性)

「この界隈でほぼ毎日キャッチしてますが、顔だけオッサンとか、なぜかスカートだけとか、中途半端な人は多いです。集団も単体もいます。平日も週末もよく見かけるので、もはや違和感もなくなっちゃいました」(20代男性)

このほかにも、電車の中や駅構内で「ギャル服で巻髪なのに、顔だけおじさんで惜しい!という人を見かけます(笑)」(30代女性)

 確かに、女装自体は最近のコスプレや「男の娘」ブームで珍しいものではなくなった。さらに、昔から隠れた愛好者も多数存在した。だが、それらはかなり精巧に女性へと変貌を遂げていたり、あるいはあくまで秘めやかに行なっているものであった。

 ところが、最近増えている事例は、これらの証言からするとどうもそれとは大きく異なるようだ。「明らかにオッサン然とながらも堂々としている」女装者が増えているのだ。

 彼らはなぜ女装するのか? 都内にある女装愛好者向けのコミュニティスペースで出会った、50代男性(非女装者)は、女装愛好者の増加について賛意を示しつつ、次のように語ってくれた。

「僕は女装者好きだから、街に女装がいたらすぐにわかるんだけど、本当に増えたよ。明らかに女装とわかる人もいればパッと見おばさんで判別しづらい人もいる。喉仏、手、髪をチェックすればわかるよ。昔は女装者は石を投げられたものだけど、今は一般にも知られるようになったし、こういう集いの場のようなお店も増えたから、生きやすくなったんだろうね」

 聞けば、家庭を持ったことで封印していた愛好者が復帰するケースも増えているのだとか。

 一部好事家が肩身の狭い思いをしていた、かつての「女装愛好」。コスプレや若者の女装子ブームは、中年男性の「封印した愛好者」や、「潜在的に興味があった層」にも門戸を開いているのかもしれない。
 
 週刊SPA!11/27発売号「[普通のおっさんが続々と女装し始めた現象]の謎」では、女装愛好者自身による証言(&ファション披露)や女装界の大御所、キャンディ・ミルキィさんによる増加要因の解説など、さらに詳しく現象の謎について迫っている。 <取材・文/朝井麻由美>

週刊SPA!12/4号(11/27発売)

表紙の人/有村架純

電子雑誌版も発売中!
詳細・購入はこちらから
※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める!

新感覚の氷点下ハイボール「ブラックニッカハイボール(350ml)6缶セット」を抽選で10名様にプレゼント

NIKKA
sponsored
「フリージングハイボール」とは、 クセのないクリアな飲み心地のブラックニッカ樽詰めハイボールを使いアサヒビールが独自に開発した氷点下(-2℃~0℃)抽…

合コンで「痛い男」認定される言動――初対面で年齢や容姿をいじる、勝手な判断やアドバイスをしがち…

合コンで「痛い」認定される男の発言には特徴がある
 飲み会や合コンでは、日夜「痛い発言」が飛び交っている。どんな発言が痛いと思われてしまうのか。ツイッターで男性の勘違いや女心の機微をつぶやいて多くのR…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(32)
メンズファッションバイヤーMB
「冬のセール」で“格安良品な服”を手にいれる3つの方法
山田ゴメス
女子の間で秘かに流行りつつある「朝セックス」ブームは、男にとっても好都合なワケ
オヤ充のススメ/木村和久
“デリヘル先生”だけじゃない、最近の風俗トラブル&摘発に異変あり!?
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ストーンコールド“ロイヤルランブル”初優勝――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第240回(1997年編)
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「今夜、君に恋に落ちてしまいそうだぜ」――46歳のバツイチおじさんはクサすぎるセリフをさらりと口走った
原田まりる
芸の細かさが目立った2016年地味ハロウィン
大川弘一の「俺から目線」
3000円のハンバーガー――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
カップル成立数は100組超!「巨大シェアハウスなら女性と出会わないほうが難しい」
爪切男のタクシー×ハンター
風俗店で一回の射精と一回の恋をして気づく「人を好きになるのに理由なんていらない」
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
希望の星は16歳のJK! ジャッジ次第で天国と地獄[五輪最恐の採点競技]とは?
元SKE48/SDN48・手束真知子の「フリーランスアイドル論」
アイドルはいつでも迷っているんです「集客ができない! フォロワーが少ない! 肩書きがない…」
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「ね~え、一緒にお風呂入ろう?」リーマンショックで落ちぶれたおじさんの哀号
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中