サケ、ニラ、ねぎは、体を温める。10分で作れる簡単“薬膳”レシピ
夏の間、冷たいものばかり摂取し、空調の効いたところにいたサラリーマンは要注意! 冬本番、女性だけではなく男性にも増えつつある“冷え性”。その対策を紹介しよう。
◆食べて体を芯から温める
何だか薬くさそうというイメージの薬膳だが、薬膳には必ずしも生薬が入っているわけではない。
「食材にはそれぞれ効能があります。薬膳は、体質や体調に合わせて食材を選ぶという、中医学に基づいたとてもシンプルな食の養生なんです」と話すのは、薬膳アテンダントの池田陽子氏。
「体を温めたいなら、羊肉、牛肉、エビ、イワシ、サケ、ニラ、ねぎ、紅茶、あとはにんにく、しょうが、山椒などの薬味系を積極的に摂取するといいでしょう。ただ、食べ合わせも重要で、体を冷やすものと一緒に取るのはNG。夏野菜やレンコン、ゴボウ、豆腐、そば、緑茶、ウーロン茶などがそれにあたります。10分足らずで作れる簡単レシピを紹介しますが、食事を作れないときは、食材を“選んで食べる”だけでも十分。例えば、ランチにネギの味噌汁をプラスしたり、外食ではエビチリを頼んだり。そうした日々の積み重ねで、効果は感じられるはずです」
【サケのキムチスープ】
<材料>
・サケ缶…180g
・キムチ…100g
・ニラ(ざく切り)…1/2束
・ねぎ(斜め薄切り)…1/2本
・ しょうが、にんにく(みじん切り)…各1かけ
・ごま油、塩、こしょう…適量
<作り方>
1.鍋にサケ缶を缶汁ごと入れ、水2カップ、キムチ、ニラ、ねぎ、しょうが、にんにくを入れて熱し、沸騰したら火を弱めて3分間煮る
2.ごま油を入れ、塩こしょうで味をととのえる
【牛肉大和煮とニラの卵とじ】
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=970342
<材料>
・牛肉大和煮缶…1缶(60g)
・ニラ(ざく切り)…1/2束
・卵…2個
・だし汁…50㏄
・酒…大さじ1
・山椒…適量
<作り方>
1.器に卵を溶きほぐし、だし汁を入れて混ぜておく
2.鍋に缶汁を切った牛肉大和煮、ニラを入れ、酒をふり、火にかける
3.火が通り始めたら1を入れてかき混ぜ、卵が少し固まったら火を止めて余熱で蒸らし、山椒をふる
【イワシのあったか煮】
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=970343
<材料>
・イワシショウガ煮缶…1缶(70g)
・ねぎ(斜め切り)…1/2本
・ニラ(ざく切り)…1/2本
・酒…大さじ1
・塩、こしょう…適量
<作り方>
1.鍋に、水2カップ、酒、イワシショウガ煮缶(缶汁ごと)とねぎ、ニラを入れて熱する
2.火が通ったら、塩こしょうで味をととのえる
【池田陽子氏】
薬膳アテンダント。不摂生やズボラな人でも実践できる「ゆる薬膳。」を提唱。薬膳メニュー開発やレシピ監修のほか、全国で講演活動を行う。著書に『缶詰de ゆる薬膳。』(宝島社)などがある
― 秋冬に発症する[男の冷え性]が危ない ―




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『缶詰deゆる薬膳。』 火も宝丁も使わずに「缶詰で薬膳できました」。究極の缶詰ビューティ。 ![]() |
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