スマホゲームとアダルトグッズは創造性を欠如させる原因に【コラムニスト木村和久】
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その103―
足掛け2年、はまっていたスマホゲームの「ゲームオブウォー」も、ようやくピークを過ぎ、一時休戦となりました。あれだけ散々CMを流しているのに、同じゲームをやっている人に出会ったことがありません。本当に世界で何百万人もやっているんですかね。
なぜ休戦したか。それは新しいゲーム「ドミネーションズ」を始めたから。これは文明発展系ゲームで、時間を取られないから、いたって楽。しかもスマホにゲームをダウンロードせず、iPadのみでやるから、外出時は自由時間が多くなり、実にコンフォータブル。
散々スマホゲームにはまりながら、言うのもなんですが、スマホゲームのやり過ぎは、創造性の欠如になります。どう欠如するのか説明するので、興味のある方は読んで下さい。
スマホゲームに時間を取られると、人間のヒラメキの時間が減少します。クリエイティブタイムとでもいいましょうか、そういう大切な時間が、ゲームによって削られます。例えば社会人は、現在取りかかっている案件について、何かいいアイデアはないかなと、考えたりするじゃないですか。そういうのってトイレや風呂でゆったりしながら、あるいは通勤途中の電車で、柴犬を連れて散歩中とかに、アイデアが浮かんで来ます。ところが、そのヒラメキ時間にゲームをしてしまう。だからインスピレーションがわかないのです。暇潰しにゲームをやってたけど、その暇って、案外重要ってことですね。
さて男はゲームにはまってヒラメキが少なくなったが、女性もゲームにはまるのでしょうか。それは結構ありで、特に負けず嫌いな性格の女性は、多額のお金をつぎ込んで、勝負アイテムを買い込み、ランクアップにいそしむといいます。これはホストクラブに入れ上げる構造に似てます。ゲームは男女共通の悩みという事で、話を落としますが、女性は、もうひとつ、ある電化製品の使用が、創造性を欠如させています。それはずばり大人のオモチャ、アダルトグッズです。今や有名通販サイトの、隠れナンバーワン商品が、アダルトグッズと聞いて、妙に納得しているこの頃ですから。
忙しい仕事の合間、今日も終電間際に帰宅し、OLのお姉さんが、「あ~イライラする、ちょっくら抜いて寝るか」って、ウィーンウィーンすると気持ちいいし、寝付きもいい。まさにウィンウィンの関係ですね。どこがいけないかというと、人間のエロスは創造性があるから燃えるわけで、女性ならオモチャを使わずに、手ごねハンバーグよろしく、自分の手でおいじりなさるがよろしい。手でやるってことは、みだらな妄想を抱くわけで、それが人間のクリエイティブ性を生み出すってもんでしょう。
おもちゃを使っている女性は、反応はいいけど、恥じらいとか、エロい雰囲気とかに欠けていると思う。例えばの例で恐縮だが、「どこ、気持ちいいんだ~」とか聞いても、オモチャ派はダンマリか、開き直って「○ま○こ」とか軽く言うし。段取りとしては、まず「恥ずかしくて言えない~」と答えなきゃ。そこで「分かってんだろう」「ダメ~、言えない」「おの次はまだろう」って、順序よく話を進めなきゃ。まあ最後のオチは「おまんじゅう」でしょうか?それじゃ鶴光のミッドナイトストーリーやおまへんか。じゃなくて、大人のオモチャに、はまってる女子は、昭和のエロさが少ない。恥じらいがとても重要と言いたいのです。
けど男性でもそういうことは、あります。創造性の欠如があるのは風俗です。基本的にあそこは技を堪能する、一期一会の出会いですから。一方キャバクラは出会ってから口説くまで、キャバ嬢の乱れた姿を想像する楽しみがある。このコ実はエロいんやろうとね。
個人的に好きなのは散々通って、ようやく1年越しに口説け、実に感慨深いという設定で、プレーすることです。「てめえ、こんなに金使わせやがって、このやろ~」「ごめんなさい、そんなに引っ張るつもりはなかったの~」「たんまりお礼さしてもらうで」「許して、なんでもするから~」というやりとりが、一番興奮するって、ほんまかいな。というわけで、お後がよろしいようで。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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