更新日:2022年07月15日 17:38
スポーツ

謎の営業力? 公式パンフレットの約8割が広告の水球はスタンドが満員になるほど人気競技だった

 大観衆の声援を受けて、日本代表も立派に戦います。体格に勝るほかの国はゴール前をマンマークでガッチリと固めた守備と、ゴール前で待つ大型の選手にパスを送り込んで一撃で叩き込む攻撃、「力VS力」の攻防が基本線である模様。一方、日本は相手のパスを積極的にカットしては、そこからの速攻に勝機を見出す「技」のチーム。日本らしい戦いというのが水球でも体現されているのは、小気味よいものがあります。パスカットを狙うぶん、対人は若干甘くなるのか、やられるときは簡単にスコンとやられてしまうあたりも、日本らしい弱さかもしれません。  “最後の砦”、ゴールキーパーの棚村克行選手は見た目が完全にポセイドン
 「テラスハウス」にも出演する保田賢也選手は、見た目が完全にモデル  この大会において日本は6チーム中4位となり、世界で8ヶ国が集うスーパーファイナル進出を決めました。3位決定戦となったブラジルとの五輪開催地対決は、激しい点の取り合いの末に、惜しくも敗れるという大熱戦。会場は興奮で一体となり、北山田は水球という熱狂に染まっていました。  まだ何も始まっていないと思っていたのにすでに一部ではブームが始まっており、それに見合う力量もつけてきている。これはリオをステップとして、東京五輪では注目を集める団体種目となってしまうかもしれません。穴場の見立てには自信があったのですが、初めて予測が裏切られたような気がします。  水球は思ったほどの穴場ではない。僕の中での穴場評価は大幅に格下げしようと思います。謎の営業力と、常に乳首が出ているという条件で4年間も頑張られたら、にわかに人気が出ても何ら不思議はありませんから。ひょっとしたら、人気爆発を狙って水球選手のドラマ出演くらい始まっているかもしれません。今の時点でテラスハウスに出ているんですから、4年後はどうなっていても不思議はない。あなどれない、謎の営業力の持ち主。それが水球なのです。
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※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら

自由すぎるオリンピック観戦術

スポーツイベントがあるごとに、世間をアッと言わせるコラムを書き続ける、スポーツ観戦ブログ『フモフモコラム』の中のひとによるオリンピック観戦本

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