雑学

遺体が長時間放置されて残った「部屋の死臭」は脱臭できるのか?

 孤独死、殺人などで遺体が長時間放置された場合、問題となるのが部屋の脱臭。

 臭気判定士の松林宏治氏によるとその工程はまず、高濃度のオゾン噴射で部屋全体にこもった臭いを取る。それと並行し、「マイクロゲル」という超高分子化合物の消臭剤を用いて細かな部分を脱臭するなどが基本の流れだという。

特殊清掃

※写真はイメージです

 作業は、床板や壁紙などをすべて撤去したスケルトンの状態で行い、大抵は早くても3、4日、通常は5日から10日間ほどかかる。しかし、スケルトンにできない物件の場合、どうしても臭いは残ってしまうという。

「エントランスや古い家屋などスケルトンにできない場所はその状態で可能な限り脱臭をしますが、敏感な人ならわかるレベルで残ってしまう場合がある」

 それは10人に1、2人くらいが気づくか気づかないかといった程度のものであるが、臭いの内容としては「形容しがたいが、臭覚は本能と直結しているため、何となく不快感や焦燥感、危機感を覚えるもの」であれば、死臭の名残である可能性があるという。

 できれば、あまり遭遇したくない臭いだ……。

【松林宏治氏】
臭気判定士。大手デベロッパー、設計会社、病院、一般家庭などの悪臭対策を請け負う、(株)共生エアテクノ代表。http://www.201110.gr.jp/

― 真夏の[悪臭地帯]対決 ―




おすすめ記事