ミュージシャン・岡崎体育がブレイクを実感した瞬間「バイト先のスーパーのパートのおばちゃんに…」
ミュージックビデオの“演出あるある”を描いた動画「MUSIC VIDEO」がいまや1400万回再生を突破しようとしている。アルバイトの傍ら、京都府の自宅でコツコツと宅録していた若者は、音楽番組やバラエティにも呼ばれるようになり「今年を代表するミュージシャン」となった。ブレイクを果たした今、その胸中は――!?
――「MUSIC VIDEO」を発表した後もすでに注目を集めてましたが、今ではさらに激変しましたね。
岡崎体育(以下、岡崎):そうですね。バイト先のスーパーのパートのおばちゃんも認知してくれるようになったので、さすがにブレイクを実感しました。僕が音楽やってるって知らんかったおばちゃんが、バイト先の休憩室で「岡崎体育って岡くんのことやんな?」って言ってきたんですよ。たぶんそのおばちゃん、『行列のできる法律相談所』に僕が出てたのを観たんだと思うんですけど、一緒に働いてるちょっと太った兄ちゃんがテレビ出てたって事態を、呑み込めてないようでしたね。
――オリコン10位以内に入るとか、『Mステ』に出るとか、アイドルへの楽曲提供とか、半年前の目標が全部実現したんじゃないですか?
岡崎:そうですね、実現してうれしいんですけど、まず僕はそういう目標を全部公言するんです。やりたいことをSNSとかを通して言うので、それを関係者の人が見てくれていて実現したりとかしている。「やりたいことは、ほんまに言ったほうがいいねんな」って感じました。
――でも、エビ中に曲を書くのはツイートすれば関係者に届く可能性があるけど、実際にセールスに繋がるのは難しくないですか?
岡崎:いや、そこも実は、お客さんに対しての発信で、協力したいっていう感情に引き寄せることができると思っていて。単純に「聴いてください」って言うよりも、「僕は今回のオリコンで何位以内に入りたい」と……僕が一生懸命頑張ってますってことを伝えたら、頑張ってるから応援してあげようみたいな気持ちになると思うんですよ。
――JINROに依頼された曲や、アニメ『舟を編む』のオープニング曲の「潮風」を聴くと、クライアントから“発注”されたものを手掛けるのが得意なんだなと感じました。
岡崎:それはありますね。そもそも中高生の頃は、たとえば映画の音楽を作るとか、そういう職業になってみたいなとも思っていたので。自分のアイデアを発信していくだけじゃなくて、誰かの意見とか発注の内容を取り入れて、そこから作品を生み出すっていうのも、もとから興味があったんですよ。
――でも、発注なしで書いた曲との温度差を感じないんですよね。
岡崎:本当ですか。よかったです。もしかしたら、自分の作品とか岡崎体育というもの自体も、わりと“発注物”として作ってるのかもしれないですね。そのなかで「世論の発注」みたいな考えから曲を作るのもいいんじゃないかと。今、いろんなアーティストが出てきてますけど、斜めに音楽業界を見ることはタブーとされてたと思うんです。でも、一人くらいそういうヤツがいても面白いと思うし、実際にここまで盛り上がってもらえたのは、きっと世の中の人がこういう存在を求めてたんじゃないかなって。
※このインタビューは12/6発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【岡崎体育】
’89年生まれ、京都府宇治市在住。自身の音楽を「盆地テクノ」と命名し、関西を中心にライブ活動を開始。’16年4月にYouTubeにアップした「ミュージックビデオ」で注目を集め、今年5月にアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューした
取材・文/兵庫慎司 撮影/菊竹規
――「MUSIC VIDEO」を発表した後もすでに注目を集めてましたが、今ではさらに激変しましたね。
岡崎体育(以下、岡崎):そうですね。バイト先のスーパーのパートのおばちゃんも認知してくれるようになったので、さすがにブレイクを実感しました。僕が音楽やってるって知らんかったおばちゃんが、バイト先の休憩室で「岡崎体育って岡くんのことやんな?」って言ってきたんですよ。たぶんそのおばちゃん、『行列のできる法律相談所』に僕が出てたのを観たんだと思うんですけど、一緒に働いてるちょっと太った兄ちゃんがテレビ出てたって事態を、呑み込めてないようでしたね。
――オリコン10位以内に入るとか、『Mステ』に出るとか、アイドルへの楽曲提供とか、半年前の目標が全部実現したんじゃないですか?
岡崎:そうですね、実現してうれしいんですけど、まず僕はそういう目標を全部公言するんです。やりたいことをSNSとかを通して言うので、それを関係者の人が見てくれていて実現したりとかしている。「やりたいことは、ほんまに言ったほうがいいねんな」って感じました。
――でも、エビ中に曲を書くのはツイートすれば関係者に届く可能性があるけど、実際にセールスに繋がるのは難しくないですか?
岡崎:いや、そこも実は、お客さんに対しての発信で、協力したいっていう感情に引き寄せることができると思っていて。単純に「聴いてください」って言うよりも、「僕は今回のオリコンで何位以内に入りたい」と……僕が一生懸命頑張ってますってことを伝えたら、頑張ってるから応援してあげようみたいな気持ちになると思うんですよ。
――JINROに依頼された曲や、アニメ『舟を編む』のオープニング曲の「潮風」を聴くと、クライアントから“発注”されたものを手掛けるのが得意なんだなと感じました。
岡崎:それはありますね。そもそも中高生の頃は、たとえば映画の音楽を作るとか、そういう職業になってみたいなとも思っていたので。自分のアイデアを発信していくだけじゃなくて、誰かの意見とか発注の内容を取り入れて、そこから作品を生み出すっていうのも、もとから興味があったんですよ。
――でも、発注なしで書いた曲との温度差を感じないんですよね。
岡崎:本当ですか。よかったです。もしかしたら、自分の作品とか岡崎体育というもの自体も、わりと“発注物”として作ってるのかもしれないですね。そのなかで「世論の発注」みたいな考えから曲を作るのもいいんじゃないかと。今、いろんなアーティストが出てきてますけど、斜めに音楽業界を見ることはタブーとされてたと思うんです。でも、一人くらいそういうヤツがいても面白いと思うし、実際にここまで盛り上がってもらえたのは、きっと世の中の人がこういう存在を求めてたんじゃないかなって。
※このインタビューは12/6発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【岡崎体育】
’89年生まれ、京都府宇治市在住。自身の音楽を「盆地テクノ」と命名し、関西を中心にライブ活動を開始。’16年4月にYouTubeにアップした「ミュージックビデオ」で注目を集め、今年5月にアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューした
取材・文/兵庫慎司 撮影/菊竹規
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