雑学

愛読書の魅力をプレゼンしあう「ビブリオバトル」にコミュ障が挑戦

 ビブリオバトルは本を紹介し合うコミュニケーションゲームだ。バトラーと呼ばれる参加者が自分のオススメの本や、好きな本をそれぞれ1冊ずつ持ち寄って、その魅力について制限時間の中で自由に話し、最後に参加者全員が「読みたい本」に投票、多数決で“チャンプ本”を決める。

 最近では全国大会も行われるほどで、メディアに取り上げられることも多いが、当記事は取材班がそんな話題のビブリオバトルを実際に体験。そのもようをレポートする。

 今回、参加したビブリオバトルは、舎人地域学習センター(足立区)で毎月一回開催されているもの。普段は図書館で開催されているが、12月15日に開催されたイベントでは「お酒と本を楽しむ会」と銘打ち、居酒屋にて開催された。

お酒を飲みながらビブリオバトル!


 ビブリオバトルはイベントによって雰囲気や参加者数もだいぶ異なるようだが、公的な機関が主催するビブリオバトルで、お酒を飲みながら参加できるという趣向のイベントは珍しいだろう。

取材班が紹介したのは閻連科の『父を想う』。観覧者だけでなくバトラーも自身が紹介した本以外に指差しで一票を投じた

 乾杯から始まったこのイベントに参加したバトラーは取材班も含めて6名、観覧者も含めると年齢も職業も様々な10名が参加。5分間でそれぞれオススメの本の紹介をし、その後、紹介した本についての2分間の質疑応答の時間となる。

 ビブリオバトルではテーマなどを設定しないイベントも多いそうだが、今回は紹介する本のテーマに縛りが設けられていた。本のテーマは≪仕事≫だ。「今の仕事を始めるきっかけになった」「仕事で役に立った」など、自分にとって≪仕事≫がキーワードになる新書、実用書、小説、漫画などを紹介する。

 軽い自己紹介の後、歓談もそこそこにじゃんけんで勝った人から時計回りでの紹介となる。取材班の番は最後から2番目。

途中で話すことがなくなっても持ち時間5分は消化しなければならないという恐怖のシステム。慣れてくると5分では足りなくなるとか

 ビブリオバトルでは初体験の人が勝つことも往々にあるらしいが、正直、取材班は伝えたいことがあっても人前で話すのが苦手だからこの仕事をしているというところもあるくらいのアガリ症。はっきり言って非常に不安である。また、“チャンピオン”とまではいかないまでも、せめて一人くらい心に響いてくれないと「ライターとしてどうなの?」という感もなくはない……。

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箇条書き、個人的エピソードを入れる、声を大きくがポイント

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