「尻肉がなくなって丸椅子に座れなくなった時がゴール」健康オタク頂上対談・しみけん×パレオな男のダイエット論
AV男優しみけん 光輝くクズでありたい」(扶桑社)
【Yu Suzuki】
月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」管理人。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。NASM(R)公認パーソナルトレーナー。ハーバービジネスオンラインでも連載中。著書『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』(扶桑社)
〈取材・構成/和場まさみ アンヨナ 撮影/難波雄史〉
しみ:とにかくポジティブシンキングな方で「疲れて眠くてジムに行けない時はどうすればいいんですか」と聞いたら「そんな感情は無視だ!」という答えをいただきまして(笑)。「とにかく来ればいいんだよ!」って、すごいスパルタなんですよ。
Yu:なるほど。
しみ:そんなこんなで情報を集めてきたので古いかもしれないですけど……まずは食事の順番をすごく気にします。最初に食べるのは野菜、しかもブロッコリーが中心。次に鶏の胸肉やササミ、魚類を食べる。油分は基本的に魚から摂取するという考えで、当時は光モノとサーモンをよく食べてました。
Yu:素晴らしい!
しみ:この方法でかなりの体感を得たのは確か。2005年には体脂肪7%以下となり、測定器で「エラー」が出るようになったんです。それでもお尻の肉は残ります。それもなくなって、木の丸椅子に座れなくなったら「本物の完成」だとボディビル界では言われてるんですよ。僕はそこまでいけなかったけれど……でも座れないと私生活や仕事に支障が出てきちゃいますから。
Yu:でもそこまで体脂肪を絞り込むと、性欲が落ちませんか?
しみ:落ちます! 当時は仕事の量を半分に減らしましたもん。やはり何かを得たら何かを失うという…(笑)。本末転倒ですけどね。
Yu:現在のダイエット法もボディビル式?
しみ:いえいえ。ここ数年の取り組みは「パレオダイエット」にかなり近いです。
Yu:ほほう。
しみ:まず運動は週3~4回、90分のウェイトトレーニングメニューをきっちりこなす。パレオ式は日々のウォーキング+週3の軽い筋トレで十分となっていますが、そこは目指しているものの違いですよね。
Yu:しみけんさんは食事も運動も体型も、アスリート並みですからね。
しみ:寝起きはポカリスエットにお湯とアミノ酸の粉末を入れた水を500ml飲んでます。著書にトレーニングの前後に飲むと疲労感を軽減できるBCAA(分岐鎖アミノ酸)と、筋肉量を増やすクレアチンのサプリについて書かれていましたけど、僕にとってもその2種は必須。その他にアルギニン、グルタミンも朝に摂取します。その後はコーヒーを飲んでから軽く有酸素運動をして、朝食を摂ります。ここがパレオ式とは違う点なんですが、ブロッコリー、トマト、ほうれん草という順番で食べることを10年間続けているんです。
Yu:すごいな……。パレオ式の場合は朝食を摂りませんが、しみけんさんはそれで現在の体型を維持できているわけですからまったく問題ないと思いますよ。
しみ:それを聞いて安心しました!
(※次回へ続く)
【しみけん】
1979年、千葉県生まれ。男優歴19年、出演作品8500本以上、日本のAV業界におけるトップ男優。ゲイ雑誌『Badi』でグラビアデビューし、『ザ・ナンパミラクル』シリーズで一躍有名になる。2005年東京オープンボディビル選手権大会60kg級6位。スカパー放送大賞2015抱かれたいAV男優賞受賞。複数の雑誌で連載を持ち、テレビ出演も多くマルチに活躍中。著書「1
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