仕事

高校中退の元不良が年収750万円の勝ち組に――暴走族時代の後輩にヘッドハンティングされて

近年、学歴に比例して所得も高くなるといった単純明快なロジックは崩壊しつつある。高学歴→貧者、低学歴→富者といった学歴ミスマッチが生まれる土壌とは何か。学歴に翻弄される人々の実情を追う! ●専門学校卒(偏差値不明) 年収750万円 ~森沢弘介さん(仮名・既婚・43歳)ビルメンテナンス会社~
専門学校

学歴を鼻にかける社員もなく「どちらかというと底辺校の学閥はありますね(笑)」と話す森沢さん。

不良時代の後輩にヘッドハンティング。年収増で勝ち組に!

 高学歴ほど平均年収が多いのは統計などでわかっているが、低学歴でも大卒の平均所得以上の収入を得ている人はいくらでもいる。 「私は3年前に今の会社にヘッドハンティングされましたが、提示された条件は課長待遇で年収750万円。社員数は50人足らずなのに当時勤めていた大手エレベーターメーカーの年収630万円よりも多かったのには驚きました」  そう振り返るは、ビルメンテナンス会社のエレベーター保守部門の課長を務める森沢弘介さん。最終学歴は専門学校卒だが、素行不良で底辺高校を退学した過去を持ち、「はっきり言って低学歴。前の職場では最後までヒラ社員でした」と出世はハナから諦めていた。 「学歴に対するコンプレックスがあったので、とにかく仕事で評価されようとがむしゃらに働きました。残業や休日出勤も率先して行い、出張で海外のエレベーターのメンテナンスの仕事もあったので勉強は嫌いでしたが、英語や中国語も仕事で最低限使える程度に覚えました」
次のページ right-delta
だが、大卒上司が嫉妬
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート