雑学

自己啓発セミナーで100万円以上も騙された人々

「あなたも成功できる!」「引き寄せる」などの心地よい言葉が並ぶせいか、騙される人が一向に減る気配のない自己啓発セミナー。なぜ、人々はそこに引っかかり続けるのか? そこで起きた最新の“事件簿”を追った。

無人島がウリのセミナー、行ってみたら……


無人島 数ある自己啓発セミナーの中、誇大広告のようなネーミングのものも存在する。セラピストを目指す吉原ミカさん(仮名・35歳)が“セミナージプシー”の末、たどり着いた先が120万円の「無人島セミナー」だった。無人島に10人程度のグループで行き、自分自身で生きる方法を探すという。場所は海外の島だが、直前になってこの島が無人島でないと知った。

「日本ではまだ知られていない島だったのですが、調べてみると日本人の私設観光大使がいたり、日本人用ホテルがあったり、普通の観光地だったんです」

 観光客のいないエリアを使うため、無人島気分は味わえたが、道具などはすでに用意されており、結局ただのキャンプ状態。

「男性なら魚を捕ったりする役割が与えられますが、女性は調理とか気遣いを要求されるので、想像以上にストレスが大きかった。さらに、同じ作業をしていても気にいられるのは美人のほう。セミナーどころか、究極の原始社会を体験したわけです」

講師のスピがかった一声で目が覚めた


「友達が2人も突然死して、命より大事にしていたペットが逃げてしまった。家族もがんになり、独身で仕事もプライベートもトラブル続きでまさに八方塞がり。そこで、『引き寄せを極めて起業』という150万円のセミナーに申し込んでしまった。心が弱っていたのでただのビジネスものよりしっくりきたんです」と語るのは、亀井翔子さん(仮名・31歳)。

 嫌なことばかり引き寄せるのは、自分に原因があるせいだ!と、どんよりした自責の気分で参加した亀井さん。だが、幸いにも講師の一言が正気に返らせた。

「『あなた、額から熱いエネルギーが出てるわ。必ず幸せになれるわよ』って言われたんです。さすがにそんなものを信じる私ではない」

 その他、講師は「私は霊格が高いから」といって食べ物を大量に残すなど、人としてどうかと思う点も散見されたという。

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スタッフも求人広告で半ば騙されて集まる!?

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