更新日:2022年09月25日 11:08
ライフ

「低糖質だったら何を食べてもいい」は大間違い! 糖質オフ商品ランキングベスト10

―[T1グランプリ]―
 コンビニ、外食チェーン店の低糖質メニューを実食し、低糖質度、味、満足度、コスパ、栄養バランスの5つの視点で採点。同点のものについては商品の訴求力を加味して、編集部の独断で低糖質オフ商品ベスト10を決定した。 肥満 トップ2となったのは、主食として食べられて、かつ満足度の高いローソンブランシリーズのチキンカレーパン、RIZAP×ファミリーマートのトマトとチーズのパン。  あくまでデザートということで3位となったが、日本スイーツ協会理事の辻口博啓氏と、ロカボダイエットの第一任者である医師の山田悟氏によって開発された森永の「おいしい低糖質プリン」も高得点を記録。  食事として活用できる商品ではセブン‐イレブンのサラダチキン・プレーン(4位)、RIZAP×ファミリーマートの欧風ビーフカレー(5位)、ローソンブランシリーズのパンケーキ(6位)となり、7~9位に嗜好品である「やさしい糖質生活プリン」(シャトレーゼ)、「キリン 濃い味〈糖質ゼロ〉」、「LOTTE ZEROノンシュガーチョコレート」(ナチュラルローソン)が続いた。フレーバーでサラダチキン界の下剋上を狙うファミリーマートのサラダチキン(タンドリーチキン風)も、カレー風味の満足度が支持を集めて、なんとか10位に滑り込んだ。  低糖質と表記されていれば何を食べてもいいというわけではないが、中年太りや糖尿病が気になる読者は、選ぶポイントを押さえつつ、程よく生活の中に低糖質食品を取り入れてみてはどうだろうか。 ●オフ食品を選ぶ3つのポイント 1:糖質量が一食の基準値20g(デザートは10g)をちゃんと下回っているか 2:糖質量を抑えるために、食感や味が二の次になってしまっていないか 3:満足度を高めたいあまり、塩分過多な商品になっていないか <総合ランキングベスト10> 1位 ブランのチキンカレーパン(ローソン)180円/22点 カレーとパンという糖質の権化を低糖質に抑えて作っただけでなく、総菜パンにしては栄養バランスもよく、満足感もある 2位 RIZAPトマトとチーズのパン(ファミリーマート)150円/22点 糖質だけでなく、脂質にまで気を配って、良質な油=オリーブオイルで作ったのはコンビニパンとしてはかつてない試み 3位 おいしい低糖質プリン カスタード(森永)125円/22点 スイーツのプロとロカボのプロの英知が結晶することで、おいしさと低糖質がともに高レベルで実現した一品 4位 サラダチキンプレーン(セブン-イレブン)213円/21点 低糖質ダイエットブームの黎明期を支えた功労者の人気は今も健在。コンビニで手軽に買える肉メニューとして他の追随を許さない 5位 2種のきのこが入ったRIZAP 欧風ビーフカレー(ファミリーマート)298円/21点 一食あたり5.9gの糖質量はカレーとしては革命的。糖質オフパンや豆腐と合わせて食べるなど、工夫のしがいもありそうだ 6位 ブランのパンケーキ(ローソン)140円/21点 菓子パンだが、ほどよい甘みなため、野菜や鶏などと合わせれば十分食事としても活用できる。パンケーキ好きをも満足させる完成度 7位 やさしい糖質生活プリンキャラメルナッツクリーム(シャトレーゼ)173円/21点 キャラメルナッツクリームのトッピングまでしているのに、1個の糖質量を2.6gに抑えて味も保ったのはスイーツ専門店の底力 8位 キリン 濃い味〈糖質ゼロ〉115円/21点 ビールっぽさをしっかり感じさせる、キリン独自のコク付与技術の賜物。「ビール職人ががんばりました」と謳うだけのことはある味 9位 LOTTE ZERO ノンシュガーチョコレート(ナチュラルローソン)148円/20点 2層コーティングにしたり、小粒にしたりといった工夫で、ナチュラルローソンとのコラボ商品が、LOTTEオリジナルを凌駕 10位 タンドリーチキン風国産鶏のサラダチキン(ファミリーマート)258円/19点 ほかより50円高いだけのことはある、満足度の高い味付け。鶏の柔らかさが改良されればセブン-イレブンを倒す日も来るかも? ※オープン価格の商品については実勢価格で表記しています 取材・文/青山由佳 加藤カジカ 吉岡 俊 牧野早菜生(本誌) ― T1グランプリ ―
おすすめ記事