カーライフ

発売当時は不人気だったのに“買ったときより高く売れた”中古日産車は?



内装も細かいところまでとてもきれい

 新車時は不人気だったレパードJフェリー。そのため、その総生産台数(日本国内向け)は約7700台という少なさです。そして、レパードJフェリーの中古車は、不思議と程度の良いモノが少ない傾向で、特に低走行車を探そうと思ったら、あまり見つからないのです。

 私は、ある日突然レパードJフェリーというクルマがとても魅力的に感じ、その「もののあはれ」的な存在感に心打たれました。そして手に入れたいと思って探し始めたのですが、程度の良いモノはほぼありませんでしたし、V8エンジンの売り出し数はかなり少ない傾向でした。私はV8+革シートの個体が欲しかったのですが、当時はその条件のクルマが1台もない状況でした。

 そして、探しはじめて3か月ぐらい経った時、インターネットの中古車情報サイトで、

・走行距離が1万km未満
・V8エンジン
・本革シート
・ワンオーナー
・日産ディーラー1年保証付き


 というとんでもない条件のレパードJフェリーを発見。

 売り出し元は大阪の日産でしたが、東京在住の私は現物を見ることなく、電話1本で購入。陸送費用込で支払総額は62万円という額でした。

後席はあたり前のようにきれい

 そして、新車のように綺麗なレパードJフェリーを迎えて、乗って楽しんだ1年後、私は10万円以上高い額で売ることに成功したのです。

 なぜ高く売れたかというと、日産ディーラーがこのクルマに対する潜在的な価値を分かっておらず、安く売ってくれたからだと思います。また、走行距離が1万km未満だったため、私が1万km乗ったとしても、低走行車であることに変わりはありません。そのため、1年乗って売るなら「利益が出る可能性がある」と買ったときに予測できていました。

前席

後席だけでなく前席がとてもきれいなのは、走行距離1万kmと低走行車ならでは

 この事例の場合、私がレパードJフェリーを売る決断ができずに数万km乗って走行距離が3万km以上になった場合は、利益を出すのが難しかったと思います。

 クルマの場合、走行距離という要素が価値を左右するため、値上がりを狙うのはかなり困難です。そして、値上がりするクルマは、このレパードJフェリーのように、コアなマニアでないと理解不能な車種だったりするのです。

1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
1
2
もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう





おすすめ記事