運動会の“場所取り合戦”に平均3時間…父親たちのただならぬ熱意「かけっこの一等賞より家族は喜ぶ」
その他、とにかく目立ったのが「いい場所で見たい」「いい場所でビデオを撮りたい、写真を撮りたい」という意見。真っ当な理由ともいえますが、中には“場所取りが運動会のメイン”ともいうべき本末転倒な意見も見られました。
「運動会といえば場所取り!かけっこで一等賞を取るより、いい場所を取ったほうが家族は喜ぶ」(41歳・埼玉県)
「うちは3人兄弟で、上の子から数えて今年で8年目。毎年場所取り競争が激化している。ライバルには負けられない!」(55歳・東京都)
鼻息の荒さが伝わってくるようなコメントの数々ですが、根本的には「みんなが並ぶから、早くから並ばないといい場所を取れない」というのが、競争の激化に拍車をかけているようです。そうした状況に、くじ引きや時間制の導入など、パチンコ屋の新装開店さながらの対策を講じている学校も増えてきているようです。
ともあれ、場所取りに固執するあまりトラブルになったり、本番の運動会に寝不足や体調不良でダウン、父母参加競技で力尽きる……なんてことがないよう、年に一度の一大イベント、心ゆくまで楽しんでほしいものです。
〈取材・文/スギナミ〉
【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(小学校の子供を持つ男性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2017年10月3日
有効回答者数:25歳から60歳 男性100名
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