更新日:2022年10月24日 00:58
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約1年で160万円も値上がり!2017年値上がり腕時計ランキング・ベスト5(ステンレス編)

■第2位 ロレックス デイトナ16520 約1年で84万円上昇中!

生産期間:1987年~2000年

 ランキング2位にもなると、値上がりした額が80万円という額に。これほどの数値となると、数年かけて値上がりしたと思ってしまいますが、この1年の間に値上がりした額が80万円以上という水準です。デイトナは4位でも登場しましたが、こちらのデイトナはさらに1つ型が古い16520というリファレンス。ロレックスブーム真っ只中の2000年に生産終了となったモデルですが、当時から新品中古相場ともに定価を大きく上回る額で取引されていました。人気の理由は、エルプリメロという他社製のムーブメントを搭載している点や、生産終了から20年近く経っているという希少性、デザインが格好いいなど多岐にわたります。4位で登場した116520よりも長らく中古が高い存在ではありましたが、1年前までは価格差は10万円程度に収まっていました。しかし、今となっては16520が大きく値上がりしたことにより116520との価格差は60万円程度となっています。 ■第1位 パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A 約1年で160万円上昇中!

生産期間:2006年~現在

 ランキング5位から2位までロレックスが独占していましたが、それを抑えて堂々1位に登場したのがパテックフィリップのノーチラスです。特に値上がりしているのが2006年に登場したこの5711というモデルの青文字盤。1年で160万円以上という脅威の値上がりを果たしています。人気の理由は、世界中で人気があることと、生産されている数が少ないという点です。ノーチラスというモデルはもともと人気がなく、ロレックスブームだった2000年頃は、2位にランクインしたデイトナの半額程度で売られていたような存在でした。パテックフィリップというブランドは腕時計の頂点とも例えられる存在ですが、ノーチラスのようなブレスレットタイプのモデルは邪道とされていたのです。しかし、2005年頃から徐々に人気が出始め、今では最も憧れられる人気腕時計の代名詞的存在となっています。  今回は、約1年の間で「20万円から160万円まで」の値上がりを果たした腕時計をご紹介しましたが、10万円程度の値上がりとなった腕時計はその他にも多々存在します。ランキング上位のロレックスに勝てなかったため、紹介できなかった時計のなかには、さまざまなブランドが存在。それらは後日紹介できればと思います。また、このランキングではステンレスモデルだけに限っていますが、金無垢モデルを含めると数十万円単位の値上がりモデルがさらに出てくるため、さらに興味深い結果となるでしょう。 ※腕時計の相場は日々変化するため、記事公開時点での相場とは異なる可能性があります。「変動した額」は参考値であり、正確性を保証するものではありません。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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