映画「ブレードランナー2049」「IT」。人気作家の映画化が立て続けに【コラムニスト木村和久】
一方、ホラー界の巨匠といえば、スティーブン・キングですね。11月3日に「IT」が公開されますが、それは「アイティー」と読みませんよ。「イット」、すなわち日本語では「そいつ」のことを指します。子供にしか見えない、ピエロがそいつの正体なんですがね。これは釈由美子にしか見えない「小さいおじさん」みたいな存在でしょうか? 感受性豊かな子供にしか見えないピエロがなぜかいろいろ事件を起こします。妄想なのかリアルなのか、その判別が分からなくなるというキングお得意の幻覚スリラーですね。
キングは「シャイニング」「グリーンマイル」「スタンドバイミー」などこちらも映画化される作品が多い人気のホラー作家です。キングの中で一番好きな映画はスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」です。 これも子供にしか見えないものが次第にリアルになっていきますね。「レッドラム!」と何回も叫ぶシーンは怖かった。雪の迷路での逃亡劇は実はスタジオで撮影しており、山の中で撮影してないと後で聞いたときは、ちょっとがっくりしましたけど。 キングは「シャイニング」の映画を見て全く気に入らず、自分で映画を作り直したと言います。もちろん大コケですが。 実は「IT」、2度目の映画化でリメイクなんです。そういう意味では、キングのお気に入りなのかもしれません。
今回は案外怖くないキング作品。結構、暗い未来のディック作品ということで後は見てのお楽しみ。評価は皆さんにお任せします。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
キングは「シャイニング」「グリーンマイル」「スタンドバイミー」などこちらも映画化される作品が多い人気のホラー作家です。キングの中で一番好きな映画はスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」です。 これも子供にしか見えないものが次第にリアルになっていきますね。「レッドラム!」と何回も叫ぶシーンは怖かった。雪の迷路での逃亡劇は実はスタジオで撮影しており、山の中で撮影してないと後で聞いたときは、ちょっとがっくりしましたけど。 キングは「シャイニング」の映画を見て全く気に入らず、自分で映画を作り直したと言います。もちろん大コケですが。 実は「IT」、2度目の映画化でリメイクなんです。そういう意味では、キングのお気に入りなのかもしれません。

木村和久
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』 1
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