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ふるさと納税の達人に聞いた! まだ間に合う「お得な返礼品は?」

 今年もふるさと納税の季節がやってきた。12月中までに駆け込めば、ふるさと納税の控除を受けることができるが、全国各地の自治体が行なっているだけに、無数の特産品が存在する。いったいどの返礼品を選べばいいのか? そこで、ふるさと納税の達人としてテレビなどでもお馴染みの金森重樹氏が全面監修した『ふるさと納税完全最強ガイド2017-2018年版』が発売された。今回は、それを記念して、ふるさと納税を知り尽くした金森重樹氏に「得する方法」を聞いてみた。 金森重樹氏

「返礼品を効率よくもらうために年間計画を立てるのも楽しい」

――金森さんは年間いくらぐらい寄附をしているのでしょうか? 「ハッキリとは言えませんが、かなりの額を寄附していますね。よく寄附をしすぎと言われますが、本来であれば税金として消えていたお金です。寄附金が地方に還元されるわけですし、すべての食材を返礼品でまかなうこともできるので、決して損はないと思いますよ」 ――それだけ寄附をしていると返礼品を選ぶのもさぞかし大変なのでは? 「僕の場合、年の初めに1年間の計画を立てます。まずは1月から3月の間に、年間で予定している寄附額の3分の1を使います。返礼品は定期的に頼んでいる鉄板ものが多いですね。そして、年度の替わる4月には新しい返礼品や季節モノの特産品が追加されるので、そこでまた残りの枠を使って寄附をします。秋にも新しい返礼品や季節ものが出るので寄附。そして、余ったお金で温泉宿の宿泊券や補助券など金額の大きい返礼品をチョイスします。経験上、旬の返礼品を確実にもらい、大好きな温泉宿を満喫するのは、この方法がベター。計画を立てる楽しみもありますから」 ――今回発売された『ふるさと納税完全最強ガイド2017-2018年版』ではコストパフォーマンス重視でベスト10を選んでもらいました。味だけにこだわった場合、今イチ押しの返礼品は? 「長崎県佐世保市の長崎和牛サイコロステーキ(寄附額:2万円)ですね。A5ランクの長崎和牛が390gも入っているのですが、とにかくジューシーで美味しいんです。定期的に注文するほどハマっていますね。サイコロステーキって、食べるとがっかりするパターンが多いでしょ? 佐世保市のサイコロステーキは、誰もが満足する美味しさですね」 ――サイコロステーキは食べやすいので、子どもも喜びそうですね。 「家族が喜ぶというのも、返礼品選びのポイントです。最近人気の体験もの、スイーツ、温泉宿の宿泊券あたりは家族からの評判もいいですね」 ――温泉マニアでもある金森さん。ふるさと納税の返礼品として行けるオススメの温泉宿を教えてください。 「神奈川県・奥湯河原温泉の山翠楼、新潟県・越後湯沢温泉の四季クワトロですね。料理、風呂、客室、サービスなど、どの点においても完璧に近い。どちらも1泊の料金が高めの高級宿ですが、ふるさと納税を活用すれば無料で行けます」 ――普段は行けないような高級宿も、宿泊券をもらえば現金やカードを使う必要がなくなります。寄附したお金は控除の対象となるので、無料という感覚もわかる気がします。 「僕は『ふるなびグルメポイント』を使っているので、外食もタダで済ませています。あまり浸透していないようですが、寄附金額に応じたグルメポイントで食事ができる制度。今日も鉄板焼きの名店で8000円のランチをタダで食べてきました。お金をかけずに接待をしたい人も、この制度を活用するべきでしょうね」  金森重樹氏が全面監修した『ふるさと納税完全最強ガイド2017-2018年版』では、このほかにもお得な特産品情報が満載。ふるさと納税をやったことがない人も、どの特産品にしたらいいか悩んでいる人も、まずは本ムックを一読し、金森氏オススメの自分に合った返礼品を探してみよう。 【金森重樹氏】 東京大学法学部卒、企業グループオーナー。ふるさと納税の制度に着目し、『2015年改訂版 100%得をする ふるさと納税生活』を上梓。ブームのきっかけを作った、ふるさと納税の達人として知られる 取材・文/日刊SPA!取材班
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