顔出しNGの副業風俗嬢と客同士が集う謎の交流会「サークルの集まりの感覚に近い」
いつからかこの季節の風物詩として定着した“恵方巻”。食べると縁起が良いとされ、スーパーやコンビニでも見かける機会が多いだろう。そんななか1月27日、都内某所でとある風俗店が主催する“恵方巻”イベントが開催された。風俗店で恵方巻……!?
店の名前は「池袋サイドライン」。風俗の仕事以外に本業を持った女性のみが在籍する“副業専門”のデリヘル店である。イベントでは、池袋サイドラインに在籍するキャストと実際に足を運んでいるお客さんたちとが直接話をしたり、ゲームで楽しむことができるという。要するに、池袋サイドライン流のファン感謝祭といったところだろう。
2016年11月創業の池袋サイドラインは、風俗群雄割拠の池袋エリアで着実に名をあげ始めている新進気鋭の店だ。
名だたる有名店が軒を連ねる池袋で、いかにしてシェアを伸ばしているのか。今回はイベントの様子をお届けすると同時に、その理由を考察してみたい。まずは「在籍女性が素人のみ」「スタッフも女性のみ」「500円で30分のワンコインデートプランあり」など、さまざまな理由が思い浮かぶのだが、今回行われた主催イベントが定期的に開催されていることも大きく作用しているように思われる。
そもそもこのイベントは、店長であるまりなさんのアイデアで始まったものらしい。オープン当初はキャストと店長を兼任していたまりなさんは、2017年12月をもってキャストを引退。これによりお客さんと触れ合う機会が減ったことから、イベントを開くことを思いついたという。また、まりなさんは「副業専門という特性上、写真を顔出しでネットにあげることは不可能。だからこそ、顔を見ることができるうえに話をすることができるイベントに価値が生まれると考えています」という。たしかに、写真ではわからない魅力を直接伝える機会としては最適かもしれない。
イベント参加者の人数は25名。当日ドタキャンはゼロで、客側の気合のほどが見てとれた。前回は12月にクリスマスパーティーとして開催されたが、今回は節分が近いとあってテーマは「恵方巻」。客たちは恵方巻を、デリヘル嬢たちと一緒に頬張りながら、各テーブル毎に会話に花を咲かせていた。
キャストたちがくじを引き、指定された方法で恵方巻を食べるという、ちょっぴりエッチなコーナーも設けられていた。「おっぱいに挟みながら食べる」「喉の奥まで咥える」「手でこすりながら食べる」など、プレイ中の表情を彷彿とさせるお題に会場が沸き立つ。なかでも「恵方巻を男性から食べさせてもらう」という直球のお題に、とても大人しいお嬢様系の現役大学生・美羽ちゃんが、なんともいえない表情を浮かべて応えたことにはグっときた。これこそ「写真ではわからない魅力」の最たるものだろう。




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