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’18年「日本野球界番付」決まる 10年ぶりの日本人横綱は内川聖一に! 清宮は?

 プロ野球全選手の番付を決める「2018年日本野球界番付編成会議」が2月10日、大阪市内のホテルで開かれた。  この会議は前年のプロ野球全選手の成績や過去の実績を相撲の星取りに換算し、毎年3月に相撲番付と瓜二つの「番付表」として発行しているもので、今年で26年目となる。 ※参考:「全プロ野球選手を格付け!23年の歴史を誇る野球番付製作者のこだわり」

発行元の塩村和彦代表

 今年も全国から集まったマスコミ関係者や、野球ファン、相撲史研究家など約30人の好角家ならぬ「好球家」が約5時間にわたって、口角泡をガチンコで飛ばす議論を繰り広げた。  4年間横綱空位のまま迎えた編成会議だったが、東の正大関・内川聖一(ソフトバンク)が委員から横綱に推挙され、満場一致で横綱に昇進となった。

’08年の小笠原道大以来、外国人を含むと’11年のラミレス以来

 日本人の横綱は’08年の小笠原道大(当時巨人、現中日2軍監督)以来10年ぶり。外国人を含むと’11年のラミレス(当時巨人、現DeNA監督)以来。  内川は昨年は骨折の影響もありシーズン73試合の出場に留まったが、クライマックスシリーズや日本シリーズでは勝負強さを発揮するなど、ソフトバンクの日本一に貢献したことが評価された。内川は4年間の大関勤めの後、晴れての横綱昇進となった。  西の大関だった中田翔(日ハム)は不振により、東の張出小結に陥落。逆に東の関脇だった松田宣浩(ソフトバンク)は東の大関に、西の関脇だった坂本勇人(巨人)は西の大関に昇進、来季以降は両者が綱取りを狙う立場となった。  発行元の野球界番付社の塩村和彦代表は「内川は成績もさることながら、性格もすばらしい心技体が揃った選手。昨年は半分しか出場できなかったが、日本球界を代表する選手であることは間違いない」と新横綱の誕生を喜んだ。また「坂本、松田は今年2つ以上のタイトルを獲ったら昇進の話が出るかもしれません」と来年の横綱昇進に含みをもたせた。
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サファテ、丸、秋山が新三役に
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※今回の番付は東京・出羽海部屋にて約2週間かけて肉筆で書かれた後、大相撲そっくりの番付表となり3月10日頃より販売される。1枚200円。お問い合わせは野球界番付社(06-6351-5146)まで。
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