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東京唯一の造り酒屋「小山酒造」廃業のショックを地元赤羽の漫画家・清野とおるが語る

噂の「だし割り」を飲んでみた!

 今回、日刊SPA!取材班がお店を訪れてみたところ、なんとまだ「だし割り」は販売していた! 丸眞正宗のワンカップを半分ぐらいまで飲んだあとに、レジに持っていくと、目の前でおでんのだし汁で割ってくれる。  辛口のお酒に、かつおのだし汁が絶妙にマッチ! さらに、お好みで卓上の七味をちょっと入れると、さらに違う味わいに変化して、もう最高! しかし、お店の人に聞いたところ、「3月以降、同じものが飲めるかどうかはわからない」とのこと。
だし割り

これが丸眞正宗をおでんだしで割った「だし割り」だ!

 また、廃業のいきさつについて、小山酒造に取材を申し込んだところ、「事業譲渡などの業務にあたっているため取材には応じられない」との回答。しかし、一部報道では「人材や後継者不足があった」と噂されている。 「廃業の話を耳にした時は大変ショックでした廃業の一因が『人材不足』だなんて、これ、今からでもどうにかならないものですかね。いや、無責任なことは言えませんけど、とにかく残念です。永い間、お疲れ様でした。美味しい地酒を、ご馳走様でした」(清野とおるさん)  しかしながら同社ホームページによると、3月1日以降の清酒関連商品の扱いについては、「株式会社小山本家酒造」など複数社と交渉中とのこと。ひょっとして「丸眞正宗」は3月以降もまだ飲めるかもしれない!? 今後、「丸眞正宗」ブランドがどのような推移をたどるのか注目したい。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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※現在発売中の『ゴハンスキー』4巻では、漫画家・清野とおるさんが、小山酒造だけじゃない(!)地元・赤羽の思い出から、幼き記憶こびりついた極上の「水餃子の味」、同じく大好きなお酒「ホッピー」のこだわりの飲み方までを描いています。酒のサカナにもぜひ!

ゴハンスキー4

『週刊SPA!』好評連載中、狂気に満ちた食ルポ記もついに第4弾!

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