ライフ

銀座最年少ママの知られざる苦悩「平均睡眠時間は3時間でした」――桐島とうかの『漆黒革の手帖』

 ありがたいことにママになって最初の数か月はほとんど毎日満席状態でしたが、入ったばかりのキャストも含め全員が毎日マイナス接客。スタッフもあちこちで呼ばれバタバタ。本当に負担をかけてしまっていることを毎日気に病んでいた時期がありました。  私自身がキャストとして働く女の子やスタッフに求めることを周りのベテランママさんに比べ、上手く伝えることができず、何人かの女の子たちとはぶつかることもたびたびでした。 銀座最年少ママ桐島とうかの「漆黒革の手帳」私が初めて銀座で働いたお店は全てをママが教えてくれて、小さなことでも叱ってくれて、厳しかったけど、ママがいるから大丈夫だという安心感があり、本当に幸せな環境で育てて頂くことができたと思っています。  私にはそのママのようになりたいという気持ちもありますが、若いが故にその全てをマネるということができません。今でも、毎日キャストから学ぶことも沢山ありますし、お客様から教えて頂くこともたくさんあります。  どういったママを理想として目指すか、それが私が若くしてママになったが故に1番悩んだことかもしれません。<文/桐島とうか>
’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など
1
2
おすすめ記事