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『逃げ恥』に見る平成ドラマの特徴。昭和と大きく違う恋愛観

「でも大学で学生に教えていると、今の若者も、気持ちの奥底では恋はしたいと考えていると感じます。ただ『ニコニコ動画』に代表される、“ツッコミ文化”があるので、声を大にして、言いにくいのです」  そんななか支持されるのが、『逃げるは恥だが役に立つ』のような、恋愛が苦手な主人公のドラマだ。 「契約結婚という非日常な設定も、リアルと向き合うのが苦手な若者にはいい。一種の結婚ハウツーものとしても見られる。その上、二人のやりとりに恋愛の機微があるから、見続けてしまうのです」  非日常を通して、日常を描く発想と制作者の創意工夫に脱帽だ。 <判定> SNSが普及した平成はドラマ受難の時代。それでも創意工夫でヒットを生む、平成の制作陣に軍配! 【早稲田大学文学学術院教授・岡室美奈子】 早稲田大学演劇博物館館長も務める。専門は、テレビドラマ、現代演劇など。ドラマ批評家として活躍し、コンフィデンスアワード・ドラマ賞などの審査員も務めている ― [昭和 VS 平成]十番勝負 ―
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