パリピだらけのナイトプールに中年男が“ぼっち”で行ったら…
気温が下がり秋めいた気候になったが、ある中年記者の“夏の悲しい物語”をお届けしたい。若者たちの間で、定番のレジャーになった『ナイトプール』。SPA!を中心にした男性情報誌では、“最新の出会いスポット”として扱われることが多い。そこで四十路を迎えた巨漢記者が潜入。果たして情報通りに素敵な出会いがあるのだろうか?
今回潜入したのは某老舗シティホテルが運営するナイトプール。人気女性ファッション誌がプールをプロデュースしていることが話題になり、昨年の来場者数はわずか1か月足らずで2万人超。女性たちが今一番撮影したい、“No.1のインスタ映えスポット”なのだ。開園の午後18時を前に、入り口には女性たちの長蛇の列ができており、中年記者は並ぶ段階から恥ずかしい……。
「えっ、おっさん一人なの?」
「マジで!? ウケる~」
そんなヒソヒソ話が聞こえてくるのは、記者の被害妄想による幻聴か? 入場料は男性6480円、女性4320円(共に税込み価格)。開演時間が午後18時~21時までの3時間限定と考えると、相当高い。記者がよく行っているキャバクラならば2時間は楽しめる金額だ。そして運が良いのか悪いのか、当日は人気女性ファッションブランドのコラボレーションデイ。入り口で記念Tシャツを頂き更衣室で着てみたが、厄年目前のおっさんの太鼓腹が悪目立ち、どうやっても似合ってはいない。
Tシャツを脱ぎ捨て、太鼓腹を揺らしながらプールへ。園内はピンクを基調にした飾り付けに、そして幻想的にライトで照らされ、プールにはいくつもの帆立貝の浮き輪が浮かんでいた……。男女比率も0:10。男性は記者と、店員のみ。若い女性だらけで一瞬桃源郷にみえるも、男子禁制の空間にも感じ、居心地は地獄だ。
「おっさん一人!? マジウケる~!」の幻聴が聞こえてくる……
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