更新日:2018年09月12日 16:04
デジタル

えっ、退会できない?アダルトサイト課金リスクを避ける方法

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第12回~

 突然だが、みなさんはクレジットカードの明細を毎月確認して、その引き落とし先をきちんと把握しているだろうか? もし、毎月3000~5000円程度の心当たりのない請求があるようなら要チェック。それは意図しない有料アダルトサイトの課金が続いている可能性があるからだ。

この請求ってなんだっけ?

 それらが日本のサイトであれば、普通に解約するだけでOKだが、問題は海外の有料アダルトサイトだ。有名な大手サイトであれば退会方法もわかりやすく用意されているし、ネットにも情報が載っている。しかし、大手以外の多くのサイトは、退会するのがとても難しくなっている。入会ページや広告の動線はカネのなる木なので本気で作るが、退会にひもづく動線は売り上げが落ちてしまうので、おざなりどころかわざとわかりにくくしていることも多いのだ。

普段づかいのクレジットカードでコンテンツを購入しない

 そもそも、メインで利用しているクレジットカードでそのようなコンテンツを購入してはいけない。 「1週間の無料期間があるので、その間に解約すれば課金されないが、とりあえずはクレジットカードを登録する必要がある」なんて文言にのせられて、普段使いのクレジットカードで購入するのは危険。万一にそなえて、被害の拡大を抑えられるカード(要するにメインで利用していないクレジットカード)を利用すべきなのだ。

海外の有料アダルトサイトは退会しにくいこともあるので要注意

 もし、メインのクレジットカードを登録してしまい、どうしても自分で解約できない場合、「越境消費者センター」やアダルトサイトの解約を手伝うというサービスに相談する手もある。とはいえ、英語がわかる人が自分でチャレンジして退会できないケースの場合、そういったところに相談しても退会できない可能性もある。

最悪、クレジットカードを解約すればいいが……

 筆者は今年、どうしても支払先のわからない月50ドルの引き落としが続いていた。イギリスの会社ということはわかったのだが、そこから先はカード会社でもどうしようもなかったのだ。  そこで、カードそのものを解約し新しい番号のカードを発行してもらうことにした。有料アダルトサイトでクレジットカード番号を不用意に入れた記憶はないし、百歩譲っても住所氏名などと一緒に入力してはいないので、今回はこれで終了した。とはいえ、カードが使えないからと言って100%請求が止まるとも限らないので、もやっとした感じは残ってしまった。これがアダルトサイトであればなおさら不安だろう。
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リスクヘッジをしつつアダルトサイトを楽しむには?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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