人生の岐路に立ったときの「正しい道」の選び方――歌舞伎町10億円女社長の教え
この選択が正しかったかどうかは結局、今となってもわかりません。でも人生の岐路に立ったり、迷いに迷ったりしているとき、本当は自分自身の心はすでに決まっているのではないでしょうか。
私は迷っていたから、大切な高校1年生から3年生までの膨大な3年間を、勉強もアルバイトも中途半端なまま、全く無駄にしてしまいました。
その後も何度か人生の岐路に立ってきました。例えば、大学を卒業するときは、
選択1:就職してキャリアウーマンになる
選択2:大学に残って数学の講師になる
選択3:水商売を続ける
で、迷いました。結果、「1」の就職してキャリアウーマンを選びましたが、2年後には、
選択1:このまま会社に居続ける
選択2:キャバクラを開業する
で悩みました。ここでは「2」のキャバクラを開業するほうを選びました。
それから、結婚するときこそさして悩みませんでしたが、離婚するときも悩みました。そして子供を産む時期も悩みました。キャバクラを開業してからも幾度となく悩みました。
その都度、もう二度と高校3年間のような無駄な時間を過ごしてはいけないことを教訓にして、自分の心に聞いてドキドキしたほうをさっさと選ぶようにして今日まで来ました。
それでも、心がドキドキしすぎて選べない場合もあります。そういうときは、「選ばない」という選択をしている時期。いずれタイミングが来たら、すっと選べる時がきます。
そう考えると、物事がシンプルに考えられるようになりました。
選べないときでも「私は選ばない決断をしてるんだ」と楽観的に構えることができるようになりました。
そしていざ選んだら、それを叶えるための努力がしやすくなったように思います。道が決まると、馬力を最大限にできて、やりたいことを叶えやすい環境になります。
あなたは今人生の岐路に立っていますか? もしも迷っているなら、天の神様でドキドキするほうを選んでみてくださいね。何が正しいかなんて、誰もわからないです。
でもドキドキするほうが、あなたの選びたい道、すなわち正しい道なのです。<TEXT/内野彩華>新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中
占いでも、天の神様に聞いてみることでも、本当に選ぶべきなのは「ドキドキするほう」で、心が「がっかりするほう」を選ぶべきではないのです。
迷っているとエネルギーが出しづらいです。道が決まったときにはじめて、「火事場の馬鹿力」という奇跡的な力が出せるのだと思います。
人生は何かにつけて決断の連続である
迷ったときは「ドキドキ」するほうを選んでみよう
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