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丸亀製麺vsはなまるうどん、人気うどんチェーンの勝敗は?

 今年9月、菓子メーカーの明治が、人気を二分するチョコスナックの雌雄を決する投票イベント「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」の結果を発表した。このように、似て非なる同ジャンルの商品・サービスは少なくない。そこで今回は外食編、サラリーマンの胃袋を満たしてくれるチェーン店の激安グルメ対決だ。「並び立つ両雄」の白黒をハッキリつけるべく、30~49歳のサラリーマン500人にウェブ上でアンケートを実施。どちらも有名人気店なのに、結果にここまで差がつくとは……!

支持率に差はあれどクオリティの優劣ではない

 サラリーマンの強い味方・チェーン店グルメがしのぎを削った結果、意外なくらいハッキリと両者の明暗が分かれる傾向が出た。  うどん対決は丸亀製麺が勝利。チェーン店グルメに詳しい松浦達也氏が理由を推察する。
丸亀

丸亀製麺「おろし醤油うどん 並」

「打ちたて、茹でたて麺の恐るべきクオリティと、天ぷらも揚げたてで出そうというオペレーションが丸亀の特徴。うどんをうどんらしくおいしく食べさせようという気概が支持を呼んだのでは」  一方で、敗れてしまったはなまるうどんだが、コスパ面では非常に優秀だ。 「吉野家、ガストとの提携クーポン(300円)の天ぷら定期券で、うどん一杯につき天ぷらひとつ無料になるのは最高です!」(松浦氏)
はなまる

はなまるうどん「ぶっかけ 中」

 確かにアンケートでも、「定期券期間中は週に3~4回は、はなまるに通う」(48歳・清掃)という熱い支持者の意見も目立つだけに、この結果は驚きだ。同様に、投票結果で大差のついた餃子対決や串カツ対決に注目しても、味やサービスには数字ほどの差はない、と松浦氏は語る。 「最大の理由は認知度の差でしょう。どちらの対決も店舗数で倍以上、創業年も10年違う。その分ファンも多いし、施策の浸透も早い。串カツ田中は18時まで入店&予約限定ですが、120分2180円の『ほぼ全品食べ放題コース』が素晴らしすぎる。牛が入ってるんですよ、牛が! エビや、カキも!  ただ、対する串かつでんがなはとにかく安い。お通しのキャベツが無料で、そもそも高い値段の串があまりないから、細かいことを気にせずガンガン頼めます。餃子の味がさっぱりしている餃子の王将は、肉々しさがウリの大阪王将と特徴が違うだけ。餃子の王将は、ゆず風味の餃子のタレがおいしいし、大阪王将は味噌ダレが用意されているので、劇的な味変ができるので楽しい」 串カツ田中 餃子の王将 投票結果はあくまで両者の支持率を決めるもので、優劣をつけるわけではないということだ。 <うどん対決> はなまるうどん 29% vs 丸亀製麺 71% 「丸亀は麺がシコシコの本格讃岐うどん風。ねぎが無料なのも最高」と丸亀の優位が顕著に。しかし「全体的にコスパがいい」と、はなまるファンも多い。 <串カツ対決> 串カツ田中 75% vs 串かつでんがな 25% 田中派は「串カツの種類や、一品メニューの種類が豊富」「ハイボールがお得」と、居酒屋ライクな使い方をしていることが判明。でんがなも串の安さが魅力だが悔しい結果に。 <餃子対決> 餃子の王将 97% vs 大阪王将 3% 味、コスパともに甲乙つけがたい2皿だが結果は……。「大阪王将のほうが焼き目がカリッとしているけど、餃子の王将はジューシーだから好き」。ブランド力の差が勝敗に結びついた? ※30~49歳の男性500人を対象に、10月1~5日の期間にウェブでアンケートを実施。税別表記のない商品価格はすべて税込み。 【フード・アクティビスト松浦達也氏】 チェーン店から一流店まで知り尽くす専門家として多方面で活躍中。近著に『新しい卵ドリル』など。 アンケート/エコンテ ― ライバル商品で対決! ―
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