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かっこ悪い営業マンが教えてくれた「恥をかくことの大切さ」

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。

 新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗経営する歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第38回は「恥ずかしさ」がテーマです。

ドン引きする女子

※画像はイメージです(以下同じ)

 歌舞伎町に来たばかりの頃、この街独特のカラオケの替え歌にほんとうにびっくりしました。

 今ではすっかり過去のものになってしまいましたが、例えば「あゝ無情」では「落ちたら早いぞ水商売」「燃えたらしつこい30代」だったり。「Only You」では、「そのまま そのまま 入れたまま」「一度と言わずに二度、三度」などと、恥ずかしげもなく合の手を入れられる人が本当にうらやましかったものです。

 今回は、「恥ずかしさはお金に変わる」についてお話をしたいと思います。

お客様のためなら裸になる歌舞伎町の住人


 夜の歌舞伎町に来るお客様で営業系の仕事をしている方の多くは、お客様のためなら裸になることをまったくいとわないです。少し前ですが「アキラ100%」が流行ったときには、全裸でお盆芸を披露されていました。

 それから「グイ! グイ! グイグイよし来い!」「今日も! いい波乗ってんね!」「なーに持ってんのー(はい!) なーに持ってんのー(はい!) 飲み足りないから言ってんの(はい!)」 と大きな声で一気コールを繰り返したり、カラオケの「前前前世」で「君は全然全然飲んでない!」と言ってコールしたりします。

 歌舞伎町のキャバ嬢は、過去にグラビアやアイドル活動をしていた方が多いとはいえ、恥ずかしげもなくAKB48やTWICEを踊りながら歌えて、本当にすごいと思います。

 そういうことをする人(できる人)は、もともとしゃべり上手で歌もダンスもうまく、絶対音感や運動神経抜群という才能があったり、セリフやダンス、歌を間違えないように何回も練習を重ね、完璧にしてからみんなの前で披露しているのだと思っていました。

 私はしゃべり下手のうえに恥ずかしがり屋で、音痴で運動神経もなく、努力家でもないので、人前でパフォーマンスをすることなど死んでもできないし、そういう人になれる可能性なんて0.1%もないと思っていました。

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歌もダンスも下手だったAくんが心をつかむワケ

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