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冷凍野菜やカット野菜はなぜ安いの? 品質はどうなの?

 厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量は350g。だが同省の調査では20~40代の約7割がそれに達していないことが判明! しっかり食べていたつもりなのに……けれども、野菜をどこで、どの程度、どのように食べればいいかすらわからない。そんな野菜難民の味方、冷凍野菜やカット野菜には「栄養面」で不安の声もあるが…

冷凍野菜は旬の時季に収穫され、急速冷凍されるため栄養はむしろ高いまま保存される

冷凍野菜とカット野菜は安く栄養豊富だった

 冷凍野菜は解凍すると栄養が流れ出す、カット野菜は洗浄を繰り返してカスしか残っていない……そんな先入観を持ってしまうが、野菜の専門家によるとそれは間違いだという。  カット野菜は洗浄の際に栄養が流れ出すものの、損失の度合いは家庭で野菜を切り、水にさらす場合と差はない。一人暮らしで野菜を余らせたり、調理が面倒な時には積極的に使えばいい。  冷凍野菜は急速冷凍により細胞をほとんど壊さないため、栄養価は生鮮野菜とほとんど変わらない。むしろ家庭で煮炊きする時に失われる栄養のほうが多いという。  また、冷凍野菜は生鮮野菜より安いため品質を疑う人も多いが安い理由は2つある。  一つは人件費の安い海外産が多く使われているため。国産の冷凍野菜でも安いものが多いのは、旬の時期に収穫・冷凍されるため。旬の野菜は栄養価が高く一番おいしい上、大量に収穫されるため値段は安くなる。  栄養があり、安く、保存ができる冷凍野菜は、料理嫌いな人の強い味方なのである。 ― 野菜を食べまくる技術 ―
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