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早死にしないための3か条…人間ドックは広く浅くしかチェックしてない

体が発するシグナルとは?

 食事と運動で防御力を高めたら、あとは体が発するシグナルに気づけるかどうかが命運を握ることになる。及川氏はこう話す。 「心筋梗塞の場合、いつもと違った息切れ、動悸、吐き気、肩こりといった症状が見られます」  脳卒中も前兆に特徴がある。 「片方の手足や顔半分に麻痺やしびれが生じたり、平衡感覚がおかしくなったりして、ふらふら歩きになるといったケースも目立ちます。風邪と思うような軽い頭痛が前兆のこともあります」(村山氏)  では、日本の死亡原因の第1位であるがんの場合はどうか。樋野氏は次のように予兆を列挙。 「結局、部位別になってしまいますが、大腸に異常があれば、血便や腸閉塞による腹痛や吐き気。胃なら胃痙攣。肺なら咳や呼吸異常などが代表的でしょう。直接的に症状が出にくい肝胆膵(肝臓・胆のう・膵臓)系は判断が難しいですが、倦怠感や全身のかゆみなどがヒントになるかもしれません」  自分の外側の情報を正しく得て、内側の声を拾うことが、三大疾病の死から逃れる術だ。 <生き残るための3か条> ・年に一回、3つの精密検査を受診する ・生活習慣を整えて体内をクリーニングする ・体の不調を軽く捉えて放置せず、病院に行く ― [早死にしない]生き方 ―
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