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早死にしないための3か条…人間ドックは広く浅くしかチェックしてない

 三大疾病「がん・脳卒中・心筋梗塞」が急激に増える40~50代。日本人の死因割合の半数以上を占め、突然死にも直結する三大疾病。では、どうすれば発病を遠ざけることができるのか、専門家に詳しく見解を聞いてみた。

[早死にしない]生き方

三大疾病による死を回避するためにやるべきことは?


 がん哲学外来理事長の樋野興夫氏はこう解説する。

「がんは早期発見&早期治療によってほとんどの症例が完治します。にもかかわらず、初期症状の多くが自覚できないために発見が遅れてしまいます。だからこそ細やかな検診がカギを握るんです」

 人間ドックは、広く浅く体全体をチェックする検査。細部までは注意が向かないのだとか。

「がん検診によって、ステージの浅い段階でのがん発見ができる可能性があります。がん細胞が『早期がん』になるまでは約10年かかるといわれていますが、『早期がん』→『進行がん』→『末期がん』に至るまではたった3年。年1回の受診が理想ですね」

 がん検診の費用は各地方自治体で異なるものの、自己負担額は概ね2000円以下。さらに40代は大腸がんの無料クーポンも発行されているので、ぜひ利用を。

 また、樋野氏同様に人間ドック以外に専門の検診を推奨するのは循環器内科医の川井真氏だ。

「心臓のCT検査と超音波検査、運動負荷心電図検査などにより心疾患の早期発見が期待できます」

 いずれも保険適用の3割負担でCT検査が3000円前後、超音波検査が1万円前後、心電図検査が5000円前後で受けられる。

 脳血管疾患についても、脳神経外科医の村山雄一氏は「くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤ができる理由は明らかになっていませんが、破裂する前の瘤を見つけることで対処できます。脳血管疾患は40~60代にかけて増加するので、40歳になったら一度スクリーニング検査を受けましょう」と語る。

[早死にしない]生き方 動脈瘤をスクリーニングする頭部MRI検査も保険適用で、7000円前後で受診可能だ。

 いずれも適切な検査での早期発見こそが、生き残る大前提だ。

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三大疾病に罹りにくい体をつくるには?

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