更新日:2017年06月22日 15:06
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日常に潜む「雑菌」が病気をもたらす条件とは?

 風邪や溶連菌感染症が毎年流行し、手洗い、うがいが叫ばれるこの季節。気をつけているつもりでも、意外な場所にも雑菌は潜んでいる。菌によって、我々にどのような影響があるのだろうか。専門家に話を聞いた。

環境をコントロールしながら細菌と共存できるかがカギ!

風邪 風邪やインフルエンザが流行する季節。日常に潜む「雑菌」によって病気になると考えがちだが、その細菌が我々になんらかの病気をもたらす条件とはなんだろうか? 「一番大きいのは、やはり免疫力の低下ですね。手には相当数の細菌がいますが、すぐに感染症や食中毒にならないのは、免疫が働いているから。不規則な生活などで免疫力が低下すれば、当然感染のリスクは高まります。次に物理的な量。大量の細菌が体内に侵入すると、免疫力では抑えきれないことがあります」(衛生微生物研究センター主任研究員・李新一氏)  細菌の量を“減らす”ということでいえば、除菌グッズや衛生用品も数多くあるが、それらを過信するのも禁物だ。 「除菌も有効であり快適性は増しますが、それだけで完璧というわけではありません。細菌は目視できないので、目に見える範囲だけを徹底的に除菌したとしても根本的な解決にはならないでしょう」  それゆえ、細菌との正しい“共存”をすることが重要なのだ。
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免疫に任せて何もしないということではない
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