SNSに潜む“間接フォローおじさん”とは? モデル、グラドルたちから「怖い」の声
マルチタレントの沙織さん(30代・仮名)も彼らが何者なのか不思議に感じているひとり。
「そういう人たち、いますいます! でも、SNSに張り付いているだけで、結局イベントを開いても現場に来るわけじゃない……どうせ会うこともないんでどうでもいいですが(笑)、どういう心理なんですかね?」(沙織さん)
こうして複数のモデルやグラドル、タレントに話を聞いたところ、SNSで本人ではなく、カメラマンやヘアメイクなどをフォローして「いいね!」を押しまくる、“間接フォローおじさん”の存在が浮かび上がってきたのである。
では、“間接フォローおじさん”はなぜそのような行動をとるのか。さっそく言い分を聞いてみたい。
2か月前にインスタグラムを始めたばかりという一般企業に勤める河原厚さん(仮名・30代後半)は、「まったく悪意はないんだけどな」と首を傾げる。
「ほら、カメラマンとヘアメイクのアカウントって、いろんなカワイイ女のコの写真がアップされるじゃないですか。セクシー系のグラビア写真専門で投稿している方もいるから、こっちとしては効率がいいんですよ。最近知ったんだけど、ハッシュタグ自体をフォローできるんですね。これは便利。さらに幅広く写真が見れるから」(河原さん)
気に入った女のコのファンになってイベントに足を運んだり、フォローしたりしようとは思わないのだろうか?
「そういうのは別に。もういい歳だから、追っかけとかイベントに行くのはちょっと……。特定のグラドルやモデルを応援しているわけではなくて、勝手にタイムラインに出てきた写真で『いいね!』と思ったら、とりあえず押しちゃう。たまに被写体本人から『いいね!』を返してもらえることもあるから、そんなときはうれしいですね。でも別にそれでどうこうしようとか、実際に会おうとかは思ってないんだから、別にいいんじゃないですかね?」(同上)
特定のだれかのファンになろうとは思わない……。“間接フォローおじさん”の実態は、思いのほかドライなライトユーザーが多いのかもしれない。
一方で、とあるグラドルのガチファンだという片山俊二さん(仮名・40代)の場合は……。
「本人がSNSやブログで出していない情報を、ほかのスタッフがあげていることもあるんです。彼女がメディアの取材や撮影の裏側でこんな表情をしているんだ、私物でこういうものを使っているんだ、とかね。ファン同士で話すときも、みんなが知らない情報をもっていると鼻が高いんですよね。彼女のことはなんでも知りたい」(片山さん)
たとえ本人に悪気がなくとも、相手から不気味と思われてしまうことだってある。SNSを使う際は、肝に命じておこう。<取材・文/日刊SPA!取材班>
言い分は「効率がいい」から!?
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