更新日:2023年03月12日 09:05
仕事

「この仕事向いてないかも」と不安なら…大企業から水商売に転職した女社長の教え

「もっと自分に向いてる仕事があるはず」が多数派

 私の場合は、向いている仕事を向いている仕事だと気づかずに、一度、離れてみて初めて水商売が大好きだったことに気づくことができました。  そして、水商売に戻ったとしたら、就職活動も含めて2年間もほかの業界で時間をムダにしたのだから、もうこれ以上、時間をおろそかにしないためにも、すぐに独立しようと決めました。  もちろん、みなさんのなかには初めから「この仕事しかない」と思って、天職につけるラッキーな人もいると思います。でも、そういう人は稀で、私のように「もっと自分に向いてる仕事があるはず」とさまよっている人のほうが多いです。  まずは今の仕事を後悔しないように一生懸命働き、そのうえでもしその仕事を辞めると決めたら、その業界には2度と戻らない覚悟を持つ必要があります。

天職といえる仕事はこの3つのポイント

内野彩華

内野彩華

 万が一、私のように元の業界に戻ることを決めたら、もう2度とほかの仕事はやらないと覚悟を決めなくてはいけないです。さもないと、いろんな仕事を少しかじっただけで時間をムダにし、何者にもなれなくて一生を終わらせてしまいます。  私の友人も転職を2、3度してみて、初めて天職に巡り会えた方が多いです。でも天職を見つけた人は、どこの業界にいたときも、常に一生懸命働いていたと思います。  どんな仕事にも苦しい側面はあります。でも天職といえる仕事は、 ・ぶつぶつ文句を言いながらもなんとなく続けられる仕事 ・そこにいるだけでなんとなく楽しい気持ちになれる仕事 ・なんとなくトントン拍子に中身を覚えられるか、もしくは覚えたいと切に思える仕事  だと思います。

自分が楽しそうだと思える仕事を一生懸命働く

「いま働いている仕事がなんとなく違うな」と思ってる人は新しい業界に飛び込むのもひとつの選択肢です。ただ、人間の才能というのは似たり寄ったりなため、その業界と職種が長ければ長いほど、当然、能力も高くなります。  そのためにも、けっして焦る必要はないけど、「肩書きや人の目は気にせずに、雰囲気でなんとなく自分が楽しそうだと思える仕事を見つけて一生懸命働く」のを繰り返していくべきです。  安心してください。人は運命を避けようとした道で運命に出合います。さまよっていても、間違った選択をしても、頑張っていれば、必ず天職に出合えるのです。 <TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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