更新日:2023年03月21日 15:49
スポーツ

知られざるパラリンピック柔道の魅力。選手の区別は障害の度合いではなく体重だけ

東京五輪でぜひ狙いたい穴場競技の本命

 観戦の感覚としては柔道とまったく変わりありません。技のキレや豪快さという意味ではオリンピックの柔道はさすがの凄みがありますが、勝負という点での面白さはパラリンピックの柔道も負けるものではなく、死力を尽くす戦いぶりなどについては上回るところもあるように思います。「かけ逃げ」(※技を仕掛ける素振りで自ら体勢を崩す、柔道での逃げのテクニック)などもありませんので、時間いっぱいたっぷり楽しめます。  柔道は日本のお家芸でもあり、パラリンピックも当然勝ちたいところ。ただ、1992年バルセロナ大会では3階級を制したものの、その後はアトランタ・シドニー・アテネと3連覇をはたした藤本聡選手、ロンドンで100キロ超級を制した正木健人選手がいるだけで、リオ大会での日本勢の金メダルは男女合わせてゼロでした。これはちょっと地元の盛り上げという意味でも、応援していきたいもの。「柔道」の雰囲気を味わいつつ、日本勢の捲土重来を応援する。パラリンピックの柔道は、そんな本格的穴場と言えるのではないでしょうか。五輪の柔道は見られなくても、十二分に楽しめると思います!

ちなみに表彰式では、グレイシー柔術の入場のようにつながって移動

成績優秀者にはメダルとタコが授与されました!

タコ、大事にしてくださいね! 名前は「クムトパス君」です!
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