更新日:2023年04月18日 10:56
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「ネズミが出るゲストハウスには参りました」2万円以下でタイ9日間を過ごした男

入場料が高すぎて有名な涅槃像は見ることができず

 また、観光もそれなりにできたそうで、一度は諦めていたバンコクの北およそ80キロの場所にある世界遺産のアユタヤ遺跡も見学。 「調べたら電車でも3等車なら運賃は片道15バーツ(約52.5円)、遺跡の入場料も50バーツ(約175円)だったからこれなら行けそうだなって。涅槃像で有名なバンコクのワット・プラケオは入場料が500バーツ(約1750円)と高すぎて断念したので、アユタヤを観て回ることができてよかったです」  帰国前夜の段階で残金は約3000円。高額なものは無理だったが、お土産を買うこともできたという。 「最初はどうしようと内心焦っていましたし、食事や宿、交通手段のグレードは当初予定していたものより低くなってしまいましたが意外と満喫できたと思います。でも、やっぱり今度は高級ホテルやリゾートホテルに泊まって、お金のことを気にせずに優雅な旅がしたいですね(笑)」  本人にとっては予想外の貧乏旅行だったが、こういった旅も案外悪くなさそうだ。<TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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