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「ネクター=桃の味」と思うのは日本人だけ!知らないとバーで恥をかくその意味は?

ネクターといえば日本人には不二家だが……

 ネクターと桃は関係ないと知り、慌てて調べたところ、その通りだったのですが、副産物として桃のジュースに関するネタも見つかりました。  筆者はネクターといえば、不二家というイメージだったのですが、こちらもいろいろと勘違いしていたのです。不二家のネクターは1964年に誕生しました。このときは缶切りタイプだったのですが、筆者が生まれた1972年にプルトップになりました。

現在発売されている不二家の「ネクター ピーチ」です

 実はこの「ネクター」、森永製菓の商標なのですが、ネクターを広めるために、他社でもこの商標を使えるようにしました。その際、「ネクター」と名乗るために、果肉を一定以上使うことを規格として決めています。オレンジなら50%以上、桃なら30%以上、バナナなら20%以上でOKといった具合です。辞書にも「果肉をすりつぶした濃い果汁の商品名」のように載っているとおり、ジュースの場合でも、別に桃に限定されていないのです。しかも、本家は森永製菓でした。  今日のバー巡りで、ネクターを冠するお酒を見つけたら、ぜひチャレンジしてみることをお勧めします。そして、帰りにはコンビニやスーパーで不二家のネクターを買ってみてはいかがでしょうか。飲み足りない場合は、サッポロビールからは「ネクターサワーピーチ」というお酒も発売されているので、探してみましょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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