東京で出会うヤバい女に三銃士がいるとしたら、その御三家に確実にランクインしてしまうのが「パパ活マウンティング女子」だ。
写真はイメージ(以下同)
今や街なかにトラックが走るくらい、平成初期の援交とは比べ物にならないほどなぜか社会に受け入れられているパパ活。もちろん、生きるために仕方なくやっている女子もいるだろうが、自分の私利私欲のためにパパたちから何百万円も貢がれる女子もいる。
全身整形に1,000万以上かけた女が「日給50万の女」と呼ばれるワケ
筆者がその女性と出会ったのは、港区のとあるタワマンで行われていたホームパーティでのこと。パーティは招待制で、男性は起業家やメディアマン、女性はラウンジ嬢や女子大生たちが来ていた。
そこで私は四条えみり(仮名・24歳)と出会った。明らかに整形の矢印鼻に、削り取ったような尖った顎先、切ったような目が印象的な女子だ。
四条さんはパーティでも少し異彩を放ち、男性ともひときわ親しそうにしてた。反面、女性たちには時折冷たい一瞥も放っていた。
飲み会の途中、四条さんと話すきっかけができた筆者。カラダにピッタリなボディラインの赤のニットドレスを着た彼女が私に話しかけた最初の一言は、「
ね、あなたは1日いくらのコ?」だった。
よく意味が分からないなりに、ナメられてはいけないような気がしてとりあえず「10万」と答えてみると、「ふーん、まあまあじゃない?誰?」と上から目線で聞いてくる。どうやらこの女、パパ活女子界隈を牛耳る有名女のようだったのである。
その後、聞いてもいないのに彼女は爆裂マウントな自己紹介を話し始める。1日いくら、というのはパパ活で日にいくらもらうのか、ということのようで、彼女は最大50万円もらうの、とにっこり語っていた。それでなのかなんなのか、彼女はパパ活女子たちに「
50万レディ」と呼ばれていた。後から周りの女子に聞いたところ、全身の脂肪吸引やエステなどで、整形代も1000万円以上かけているのだという。
彼女とはその後も何度かパーティなどで顔を合わせることになるが、毎度毎度とてもわかりやすくパパ活マウントで圧をかけられた。
「そのかばん、いくら?私のはシャネルの新作なんだ」
「この(私が着てる)ドレス、チェックしてた?メットガラでも話題になってたやつなのよ」
と、会うたびにこのようなマウント会話が始まる。それに、本当に金持ち男性には糸目をつけない。
その日、たまたま四条さんと話しているタイミングで有名企業の社長御一行に声をかけられた。瞬間、四条さんは声色がガラリと変わる。
「あ~〇〇さんそのネクタイつけてくれてるんですね。やっぱりすっごい似合う~」
どうやらネクタイは四条さんがプレゼントしたものらしい。社長の周りにも、外資系のサラリーマンたちが何人かいたのだが……。
「ねえ、社長の隣の人、ミクニさん(筆者)絶対タイプでしょう。ふたりっきりにしてあげる」
なんと四条さんは、急に私にリーマンをあてがって、社長の腕を組んで個室の方に消えていった。サラリーマンは全く私のタイプではなかったが、四条さんはそんなこと全く気にしていないようだった。そのまま、奥の部屋でおっぱじまっていたのかもしれない。
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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