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上沼恵美子は今年も怒るのか…「M-1グランプリ2019」の見どころとは?

 前回に続き、12月22日(日)に決勝を控えた「M-1グランプリ2019」の敗者復活戦の展望をお伝えする。敗者復活戦に挑む16組の漫才師たちは準決勝こそ敗れたものの、今大会出場5040組のなかのトップ25に入った精鋭。つまり、そのすべてが抜群に面白い。しかし、決勝の舞台に進めるのはわずか1組しかいない。 「M-1グランプリ」には出場資格がある。それは「コンビ結成15年以内」まで。 結成15年を超えると出場すること自体が許されない。今年、「ラストイヤー」を迎え、すでに「M-1」にピリオドを打った漫才師も多いなかで、優勝者が決まる最終日まで走り続けることが許されたのは3組。決勝進出を決めて、最後まで「完走」することを許された「かまいたち」の背中を追う2組から紹介したい。

○「M-1ラストイヤー」組

●囲碁将棋(吉本興業) 《昨年準々決勝敗退、敗者復活戦経験2回(2015、2017年)》  ツッコミ担当根建太一、ボケ担当文田大介からなる吉本興業所属のコンビである。俺がまだコンビを組んでいた時代に、吉本の若手の劇場である「ヨシモト∞ホール」で彼らと共演するたびに「今年の『M-1』決勝に行くのは『囲碁将棋』」と言い続けた。肩入れしたくなるほど魅力的なコンビだ。しかし、彼らは決勝進出することはなく、 それからというと10月くらいになると「頼むで!!」と発破をかけて、「M-1」が終わると「恥かかすなよ!!」と罵倒するのが恒例行事となった。  2010年の第10回大会で一旦終了した「M-1グランプリ」の後継大会となった「THE MANZAI」では4大会中、2度も決勝進出を果たし一定の評価は受けた。だが、「M-1グランプリ」ではどうしても決勝の壁をぶち破ることはできない。そして、気がつけば「ラストイヤー」を迎えた。  今年は予選で会うたびに、ネタ終わりの彼らを捕まえて「落ちたな」と言い続けた。しかし、彼らは毎回、上位で勝ち上がりを決め、準決勝まで駒を進めた。「囲碁将棋」のネタは言葉数が多く、ラリーの数も多い。ツッコミ担当とボケ担当と一応は分かれてはいるが、時に根建君のツッコミがボケになっていたり、文田君がツッコんだりもする。そこが魅力でもあるのだが、観客の集中力も必要とする。  にもかかわらず、内容は書けないが、準決勝のネタはさらにもう一つ観客に負担を強いるネタだった。「このネタかー!!」とは思ったが、もうそれでいい。どういう結果になろうとも悔いのないように「M-1グランプリ」を駆け抜けてほしい。 ●天竺鼠(吉本興業) 《昨年準々決勝敗退、敗者復活戦経験2回(2015、2017年)》  ツッコミ担当瀬下豊、ボケ担当川原克己からなる吉本興業所属のコンビである。「キングオブコント」では3度の決勝進出。未だに俺は彼らが披露した「寿司ネタ」が忘れられない。そんな実力派の彼らだが、「M-1グランプリ」では「囲碁将棋」同様、決勝未経験である。先日の記事に登場した現地で準決勝を観戦していた知人A氏に会場でのウケ具合を「5グループ」に分けてもらった。準決勝での彼らは第1グループに位置するほどのウケをとっていたという。それでも決勝へ行くことができなかった。  彼らのネタは破天荒である。テーマはあるが、その本筋にすんなりと入っていくことなく、脱線に次ぐ脱線。川原君はボケ倒し終わっていく。ウケはいいが、あまりにも破天荒な彼らのネタを責任をもって押す勇気が審査員側になかったのかもしれない。それならば観客に審判を仰ぐべきである。 「ラストイヤー」の敗者復活戦の舞台。「天竺鼠」がどういうネタで「M-1」にピリオドを打ってくるのか。あえてベタベタな正統派漫才を披露するのも面白い。想像しただけでワクワクする。それこそが「天竺鼠」の魅力であり、「M-1ラストイヤー」の締め方なのかもしれない。  最後は「決勝進出経験組」5組を紹介したい。「舞台には魔物が住んでいる」という言葉があるが、「M-1グランプリ」決勝の舞台は、現在お笑い界で最高の舞台であり、最大の「魔物」が住む舞台である。その舞台を経験してしまったばかりに、彼らは絶えず「魔物」に侵され続ける。「魔物」を駆逐するには優勝するしかないのだ。
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決勝進出経験組はどう?
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今年もやります!! ラジオでM-1!!
12月22日(日)18時30分~22時30分
ABCラジオ/AM1008・FM93.3「ラジオでウラ実況!?M‐1グランプリ2019」
出演/ユウキロックほか
radikoからも聞けます!! 全国の皆さん!! 一緒にM-1を楽しみましょう!!
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