更新日:2023年05月15日 13:08
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上沼恵美子は今年も怒るのか…「M-1グランプリ2019」の見どころとは?

●ミキ(吉本興業) 《2017年および2018年決勝進出、敗者復活戦経験2回(2016、2018年)》  ツッコミ担当昴生、ボケ担当亜生からなる吉本興業所属の兄弟コンビである。「誰も傷つけない漫才」を掲げてネタを作っている彼らは、兄弟間の争いが主であるが、そこは「トムとジェリー」の如く「仲良くケンカしな」というようにとてもハートフルである。  単純に見えがちなネタも巧みな技術で彩りを与えて飽きさせない。若き実力者である。2016年の第12回大会では敗者復活戦2位。そして、昨年の第14回大会では敗者復活戦を勝ち上がり、決勝4位である。2度の敗者復活戦では無類の強さを発揮してきた。昨年、「ラストイヤー」にして決勝初進出を狙った「プラスマイナス」を寄り切った「ミキ」の底力は侮れない。やはり決勝進出の本命の1組であることは間違いない。 ●和牛(吉本興業) 《2015~2018年決勝進出、敗者復活戦経験1回(2016年)》  ツッコミ担当川西賢志郎、ボケ担当水田信二からなる吉本興業所属のコンビである。何度も書くが、2015年に復活した「M-1」第11回大会から昨年まで4年連続決勝進出。そして3年連続準優勝。「敗者復活戦に挑む優勝候補」、それが「和牛」である。  彼らのネタは「物語」としての完成度が高く、その主人公は水田君と川西君でなくてはならず、「人」としての面白さもある。そんな抜け目のないネタを毎年披露し続けてきた。だからこそ、右を向いても左を向いても、後ろを向いても前を向いても、過去の「和牛」が彼らを襲ってくるのだ。  もうこれ以上彼らにプレッシャーをかけたくないのだが、やはり2016年の第12回大会の「和牛」を思い出さずにはいられない。ファーストラウンド「ドライブデートネタ」で爆発。最終決戦「花火デートネタ」で爆発。惜しくも優勝は逃したが「和牛」が「M-1の帝王」になった瞬間だった。思えば、2016年もすべて敗者復活戦を勝ち上がったところから始まったのだ。  すでに決勝進出を決めている漫才師たちが一番恐れているのは、後ろから聞こえる「和牛」の足音かもしれない。  次回は「決勝戦&敗者復活戦」の大予想をお送りします! <取材・文/ユウキロック 撮影/荒熊流星>
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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今年もやります!! ラジオでM-1!!
12月22日(日)18時30分~22時30分
ABCラジオ/AM1008・FM93.3「ラジオでウラ実況!?M‐1グランプリ2019」
出演/ユウキロックほか
radikoからも聞けます!! 全国の皆さん!! 一緒にM-1を楽しみましょう!!
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