仕事

コロナショックでYouTubeデビューした僧侶。お坊さんの収入も明かす

若い世代に向けて、仏教をエンタメに

仏教

画像は、枝廣さんが運営するYouTubeチャンネル「仏教エンタメ大寺院」

「YouTubeを通しての活動は、以前からずっと必要性を感じていました。今までは忙しくて後回しにしていましたが、コロナ禍で時間が作れるようになったので、このタイミングしかないと思い投稿を始めました。」 「仏教を楽しく面白く」をテーマに開設された枝廣さんのチャンネルは、仏教界のタブーであるお金の話にも切り込んでいる。  住職の給料やお布施についてなど、本来なら表に出しにくい話に触れることで、若い世代にも興味を持ってもらう作戦だ。 「YouTubeは業界のしがらみを飛び越えて発信できるので、タブー視されているようなことも言いやすいです。同業の方からは『ひそかに応援してます』という反応が多いですね。大っぴらには応援できないのかもしれません。一般の方からは、好意的な意見が比較的多いです。お寺の門徒さんたちからも『楽しみにしています』と言われています」  動画の内容は、寺院、仏教界、仏事産業界隈の実態をメインに、普段の法事などで実際に話している内容も取り入れている。  視聴者の6割は25歳から34歳。動画のコメント欄には、「死んだらどうなるのか教えて欲しい」といった声も寄せられる。 「お釈迦様は、説く相手に応じて説法の内容を変え、法が届きやすいように工夫しておられたそうです。そういう意味では、YouTubeを活用し仏教エンタメとしてお届けする私のようなご縁の作り方も、全く意味がないとは思っていません」  地道な活動の努力が実り、チャンネル動画が仏教系高校のオンライン教材に採用された。 「これからは、お寺ではなく住職が選ばれる時代です。私の人間性、キャラクターを分かってもらった上で、お寺に来てもらえたら嬉しいですね。今まで仏教にご縁がなかった方も、エンタメのひとつとして仏教に触れてもらえたら幸いです」  若者の宗教離れや廃寺問題など、コロナ以前から仏教の衰退は懸念されていた。伝統を守りながら、時代の変化に合わせて選択肢をどう増やしていくべきか。  次世代の僧侶による挑戦は、アフターコロナの仏教界に新しい道を示せるのだろうか。<取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート