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不動産投資「今が始めどき」な3つの理由。コロナ禍で仕込み時が到来か

 老後資金問題にコロナ禍による不況が重なり、我々のお金に関する不安は増すばかりだ。しかし、こんな時代だからこそ少しずつでも資産を増やし、漠然とした将来不安に向き合わないといけない。ウィズコロナ時代でも“手堅く”資産を増やす方法を、「お金のプロ」たちが徹底解説する! 40歳の(新)投資戦略

住宅系は変わらずに“強い”。王道の投資に徹するべし

 新型コロナによる生活変化で、「郊外移住」や「オフィスレス」など、不動産に関するさまざまな話題が上る。だが、世間の風潮とは裏腹に「『駅近』『都心部』『利便性重視』という住宅需要は、むしろ高まっていくだろう」と話すのは、不動産コンサルタントの長嶋修氏だ。不透明な状況だからこそ、あえて“王道”で攻める戦略がいいという。 「確かに宿泊系や商業系は大打撃を受けましたが、住宅系の需要はほとんど落ちていません。テレワークによって移住が進むという声もありますが、共働き世帯の多さや車の所有率の低さを考えれば、すぐに実行できる人は少ないです」
40歳の(新)投資戦略

長嶋 修氏

 実際に、コロナ禍でも投資家への悪影響は限定的だったようだ。 「周りの不動産投資家の話を聞いても、『新型コロナの影響で空室になってしまい、困っている』という人はいませんでした。今はむしろ不動産投資熱が高まっている状況です。不動産投資家の心理としては、コロナの影響を様子見していた時期が終わり、今後の値下がりも視野に入れつつ“仕込みどき”を狙っている状況でしょうね」  実際に、不動産投資情報サイト「健美家」が行った調査では、「不動産は買いどきだ」と考える人が27%とここ数年で最多になった。 40歳の(新)投資戦略 では今、不動産投資を始めるならどういった物件を選ぶべきか。 「少額の元手で、なおかつローリスクで始めるなら、やはり大都市の1R~1DKほどの中古マンションになるでしょう。都内でも安いエリアなら、数百万円で買える物件がありますから。ただし、将来的なニーズを考えれば、利便性を重視して少なくとも駅徒歩7分以内にしたいところ。  初心者が今から始めるのなら、利回りはそこまでよくなくても、まずは王道の投資対象に徹するべきです」

資産バブルが到来する確率は?

 さらに「今後、高確率で資産バブルが到来する」と長嶋氏は読む。 「世界各国で金融緩和や大規模な財政出動が行われており、’90年代に起きたバブル時と状況がまるっきり同じなんです。このまま市場にお金が溢れれば、コロナ収束後に資産バブルが到来してもおかしくありません。確率としては、60%近くあると踏んでいます。  バブルが発生すれば、実体経済にかかわらず不動産の価値は高まり、取れる賃料も上がる。バブルを見据えるのであれば、不動産価格が高騰したり、物件の奪い合いが始まったりする前に、投資を行うのも悪くない選択肢だと考えます」
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低金利な不動産投資ローンが後押し
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