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No.1キャバ嬢に学ぶ「自分らしさ」とは?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第223回
キャバ嬢

※写真はイメージです

「エンリケ」の愛称で知られる小川えりという元キャバクラ嬢がいます。彼女は東海地区で指名数、来客数ナンバーワンを8年間キープし、バースデーイベントでは2日間で1億円を売り上げました。  また、彼女のインスタグラムは、シャンパンボトルを一気飲みする「シャンパンの直飲み」で話題になり、フォロワー数50万人を超えています。エンリケに会うために来店するという女性ファンがいるほどの人気ぶりでしたが、現在は引退してエステサロンや脱毛サロンを経営しています。  キャバクラ嬢時代の人気の理由として、彼女は「素の自分で接客したこと」を挙げています。金髪もカラコンもネイルもピアスも色恋営業もせず、歌ったり踊ったり変顔をしたりして、その様子をSNSで配信していたら、それまでキャバクラに来たことがなかった人に来店してもらえるようになったと言います。  そんな彼女も以前は猫をかぶったキャラ作りをしていました。それがなぜ「素の自分」を出すようになったのか。人は誰かに心を揺さぶられることで、決断や行動ができるようになります。彼女が影響を受けたのは、同伴したお客さんです。  彼女はあるお客さんと同伴してお店に入ったところ、そのお客さんに「えりちゃんて、同伴のときはおもしろいのに、店に来ると急につまらんがや!」と言われました。そして、「本当は窮屈だから素の自分を出したいけど迷いがある」と打ち明けると、さらにそのお客さんに「一度、やってみやぁ」と背中を押されました。  このやりとりがきっかけで、彼女は「名古屋弁全開ではっちゃけてお迎えする」といった自分らしさを押し出した接客を始めました。するとたくさん指名をもらえるようになり、新規のお客さんも増えていきました。彼女は「このことがナンバーワンになるきっかけになった」と振り返っています。
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人の影響があってはじめて気づくこと
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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