今後は40代で昇給ストップが当たり前に? 部長・課長の割合も低下
毎月もらう給与明細や年末調整。天引きされるお金は何? よく理解しないまま、社会人人生を歩んでいないだろうか。「お金に関する知識を手に入れたくても、何から学べばいいのかわからない」…そんな貴方のために、今回はお金を持つために必要な「お金の知識」についての話を経済評論家の加谷珪一氏にわかりやすく解説してもらった。
お金で幸せは買えるのか? 人間、一度は考える疑問だがその答えはさておき、お金を持つことで不幸になるリスクを減らすことは可能だ。例えば会社を辞めたいと思ったとき、「貯金があるからクビになってもいい」という人と「貯金もなく明日の食費にも困る」という人では気の持ち方に違いが出る。つまり、お金は人生に対する不安要素を消す材料となるわけだ。では、お金を持つために必要なものは何だろう。それは「お金の知識」であると経済評論家の加谷珪一氏は言う。
「今の日本で大事なことは、お金がいくらあれば大丈夫かより、どうやって不幸を避けるか。お金に関する知識があれば、心の余裕だけでなく、実益の部分でも大きく変わってきます」
具体的にどのような知識を得たらよいのか。加谷氏によれば、第一に知るべきは国の制度だという。
「日本のあらゆる制度を理解し、それをフル活用すると、びっくりするほど国から補助が出ていることを知れるでしょう。例えば、医療であれば日本は3割負担、高額治療の場合はほぼ全額返金。実質、ほぼ無料なんです。これを知れば、過剰な医療保険にお金をかける必要はないとわかるはずです」
また、社会情勢や雇用にまつわるデータは、自身のマネーライフプランを立て直すための知識として有効である。それらを基に、加谷氏は今後の日本経済の未来予想図を語った。
「まず、コロナが収束するまでは、どの会社も売り上げ2割減が通常の状態になります。それでも終身雇用が原則ゆえ、企業はリストラよりも賃金を下げるほうに向かうでしょう。それに応じてか、副業の解禁を国も推奨しています。これは本業一本で生活できる時代は終わったという、国からのメッセージにほかなりません」
大切なのは、「お金」を知ること。お金にはリスクを減らす力がある
第一に知るべきは国の制度
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