エンタメ

大根仁が衝撃作『マシーン日記』の主演に横山裕を起用したワケ

当時のJr.はガラが悪かった

大根:ほとんどが中学を出たばかりでね。当時のJr.は、ほんとにガラが悪くて(笑)。 横山:そうそう。ほんまに生意気やったし。 大根:ほんとにピリピリしてるっていうか。まだ誰もグループデビューしてなかったから、みんな横並びのライバルだし、東京と関西のJr.のちょっとした確執も……村上(信五)とか、ちょっとイキってたもんね? 横山:そう。そういうガラ悪いのを、大根さん、怒るわけでもなしに、楽しんでやっていただいている感じで。 大根:楽しんでましたね。なんか、学校じゃなくて鑑別所みたいだったもん(笑)。 ――はははは!

演技が好きそうだと思った子はみんなそっちに行った

大根:みんな茶髪で眉細いしさ、目つき悪いしさ。でもそのなかでけっこうプロ意識があって、達観している感じのJr.が何人かいて。風間(俊介)とか、(生田)斗真とか、横山もその中のひとりだった。 横山:やっぱり僕は、真剣に売れようとしていたんで。だからそういう感じが出てたのかもわかんないです。 大根:でもその頃、「この子は、たぶん演技が一番好きなんだろうな」とか、「演技に向いてるんだろうな」って思った子は最終的にみんなそっちに行った。芝居だと思うよ、横山も。 横山:ああ、嬉しいです。自分ではまだ、胸を張って「俺は芝居だ」とは言えないですけど。 ※2/2発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【Hitoshi One】 ’68年、東京都出身。映像ディレクターとして数々のテレビドラマを演出。’11年に『モテキ』 で映画監督デビュー。以来、『バクマン。』、『SCOOP!』などのヒット作を手がける。’19年にはNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にも参加。 【You Yokoyama】 ’81年、大阪府出身。ジャニーズJr.時代は関西Jr.の中心メンバーとして活動し、’02年に関ジャニ∞を結成。俳優としてもシリアスな役柄からコミカルな役まで幅広く演じ、ドラマ『絶対零度』シリーズや映画『決算!忠臣蔵』のほか、舞台にも数多く出演 取材・文/兵庫慎司 撮影/菊竹規 メイク/山﨑陽子 スタイリング/袴田能生(juice&juicy)
1
2
週刊SPA!2/9号(2/2発売)

表紙の人/ 岡田准一

電子雑誌版も発売中!
詳細・購入はこちらから
※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める!
おすすめ記事