更新日:2018年10月02日 20:54
エンタメ

篠原涼子×大根仁監督が明かすキャスティング裏話「若い頃の写真、なぜか俺には広瀬すずに見えた」

大根 仁×篠原涼子

大根 仁×篠原涼子

 コギャル文化、TKサウンド、小沢健二……etc. まもなく公開される大根仁監督の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、’90年代に生まれた多彩なカルチャーがスクリーンの中に蘇っている。当時と現在、2つの時間軸で展開される物語の中心で主演を務めるのは、篠原涼子だ。

なぜか俺には広瀬すずに見えた

――お二人は今回が初めての顔合わせになりますか? 篠原:16年前に一度、お仕事させていただきました。 大根:だいぶ昔ですね……まだ僕が童貞だった頃ですか。 篠原:何言ってるんですか(笑)。 ――では、16年ぶりに一緒に仕事をされていかがでしたか。 大根:僕のなかでは映画に単体で出ている篠原さんのイメージがあまりなかったのですが、スクリーン映えするというか、スクリーン上の芝居というものが“野性的”にわかってらっしゃる方なのかなと。 篠原:やだ、嬉しいです(笑)。 ――篠原さん演じる奈美の女子高生時代を広瀬すずさんが演じています。 大根:まず初めに篠原さんが決まって、若い頃はどうするってなったときに「篠原涼子 若い頃」って検索したら懐かしい写真がたくさん出てきて。それを見ていたらなぜか俺には広瀬すずに見えたんですよ。 篠原:いや、輪郭も目鼻立ちも全然違いますし、すずちゃんに申し訳ないですよ。 大根:でも、芝居のなかですずちゃんが篠原さんを意識することは当然ないんだけど、篠原さんは瞬間的に役を憑依させるタイプなので、本番直前に、「私はかつて広瀬すずだった」っていうスイッチが入る瞬間があったんじゃないかなと思うんですよね。
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大根監督にとってのリメイク論
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株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

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