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世帯年収500万円の4人家族が“幸福度を最大化”させる方法。支出は一点集中

月2万円の小遣いを味わい尽くす!

年収500万円

©吉本浩二『定額制夫の「こづかい万歳」』/講談社

 40・50代男性正社員500人アンケート結果で、小遣い額の多数派は「1万5000~2万9999円」(30.8%)だったが、月2万1000円の小遣いを楽しみ、その体験を漫画にする人物がいる。現在『モーニング』で『定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万千円の金欠ライフ~』を連載中の吉本浩二氏だ。限られた小遣いを最大限楽しむ方法とは? 「まずは、使い道を思いっきり吟味することですね。僕はお菓子が大好きで、小遣いの半分はお菓子に使います。でも、100円のお菓子でも、いつどこで食べたらよりおいしいかをじっくり考える。この時間のおかげで、高いものを衝動買いした独身時代より買い物が楽しいです」  また、贅沢する際は分散させるのもコツだという。 「時々『小遣いを貯めて高いものを買えばいい』と言われますが、1か月は長いので、一気に使うと後がツラい。大好きな映画を見る週はパフェは食べないなど、贅沢は分散させ、じわじわ楽しみます。最近一番の贅沢は、リサイクルショップのオフハウスで悩みに悩んで買った4000円の革ジャンです」

限られた小遣いで最大限幸せになれる秘訣

 結婚当初は3万円だった小遣いが、第2子の誕生を機に2万1000円へと減額。この金額に、不足を感じることは? 「最初はキツかったですが、もう慣れました。キザな言い方ですが、自分が我慢した分、そのお金は家族のためになっているので、ツラい我慢というよりは、楽しい我慢なんですよね」  自分が節約した分、家族が幸せになれる。その心持ちこそが、限られた小遣いで最大限幸せになれる秘訣かもしれない。
年収500万円

横山光昭氏

【家計再生コンサルタント・横山光昭氏】 マイエフピー代表取締役社長。これまでの相談件数は2万3000件を突破。著書に『お金が自然と貯まる 超シンプル・ルール』(だいわ文庫)など
年収500万円

和田由貴氏

【節約アドバイザー・和田由貴氏】 消費生活アドバイザー。2人の子供を持つ節約主婦。日常生活に即したアドバイスに定評。著書に『月3万円貯まるムダなし生活術』(ナガオカ文庫)など
年収500万円

吉本浩二氏

【漫画家・吉本浩二氏】 ’73年生まれ、富山県出身。著作に『ブラック・ジャック創作秘話』(秋田書店)や『ルーザーズ ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』(双葉社)など多数 <取材・文/週刊SPA!編集部 アンケート/パイルアップ>
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