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『呪術廻戦』伏黒恵がエリートで優秀なのに、イマイチ活躍できない理由

無意識かつネガティブな思い込みこそ厄介

苦悩 リミティング・ビリーフとは才能を発揮させない思い込み(信念)のことですが、具体的には「できない」「やれない」「無理」といったネガティブな思い込みや固定概念のことを指します。  この信念には意識的なものから無意識的なものまであります。意識的な信念は、「私は○○ができないと思っている」ということを本人もわかっています。そのため、努力や工夫で乗り越えることができます。  一方、厄介なのが無意識的なほうで、この場合、「できないと思い込んでいること」に「本人が気づいていない状態」となります。  なので「なんでいつも私はこんなヘマをするのだろう?」といった「本人もわからず力が発揮できない状態」となるのです。

伏黒恵はなぜ逃げてしまったのか?

 それでは伏黒恵の場合、何が起こっているのでしょうか?   敵である両面宿儺は、伏黒恵の才能なら余裕で勝てるはずの相手から逃げだしたことに疑問を持ち、「オマエ、あの時なぜ逃げた?」と尋ねます。しかし、言われた本人はなぜそんな質問をされるのかが理解できず、「?」となってしまいます。  内心は「いやいや、あんな相手に勝てるわけがないじゃん、逃げるに決まってるだろ!」とでも言いたいところでしょう。  そこで、両面宿儺に言われてしまったセリフが「宝の持ち腐れだな」となるわけです。
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伏黒恵が才能を十分に発揮できないワケ
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ワールドクラスパートナーズ株式会社代表取締役。日本交渉協会特別顧問。短期間に変化の起きるビジネススキルの向上を目指すセミナーや講演会を行っている
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