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『呪術廻戦』伏黒恵がエリートで優秀なのに、イマイチ活躍できない理由

「自分ができている未来」を想像する

ビジネスマン 伏黒恵が領域展開をする際、自分のできている未来のイメージを使ったのと同様の効果になるのです。  たとえば、「私は人前でうまく話せない」に対して、「それは本当かな?」と質問します。  さらに「もし人前でうまく話せるとしたらどうなるだろう?」と追撃の質問。  実はこの質問の狙いは意識的ではなく、無意識的なほうへの働きかけなので、意識的な答えが「できない」「わからない」といった否定的なものであっても問題ありません。

なぜポジティブな質問をするべきなのか?

 私の先生である、神経意味論言語学のクリスティーナ・ホール博士によりますと、私たちは一度質問を受けると、その後、毎秒30個ほど潜在意識が質問の答えを24時間探し続けるそうです。  この作用により時間をあけて、何度も繰り返しこの質問をすることで、長年積み重なってきた信念であっても崩れていくのです。逆にいうと、ネガティブな質問をしてしまうと、呪いのように縛り付けてしまうわけです。    たとえば「なんで、お前はそんなにできないんだ」などと質問をすると、「できない答え」を探して強化されてしまいます。  ぜひポジティブなことを質問するようにしましょう。
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伏黒恵の「領域展開」から学べること
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ワールドクラスパートナーズ株式会社代表取締役。日本交渉協会特別顧問。短期間に変化の起きるビジネススキルの向上を目指すセミナーや講演会を行っている
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