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『呪術廻戦』伏黒恵がエリートで優秀なのに、イマイチ活躍できない理由

「心のブレーキ」がかかり続ける伏黒恵

五条悟

『呪術廻戦』五条悟

 伏黒恵は特級呪霊との戦いで追い詰められたとき、五条悟先生のアドバイスをヒントに限界を超えた未来の自分をイメージすることで、強力な術式である領域展開「嵌合暗翳庭」(かんごうあんえいてい)を発動させ、勝利しました。  しかし、まだ術式が安定しておらず、それは不安定な自己イメージ、つまり、まだリミティング・ビリーフがかかっている状態だといえます。  あなたも「●●してはいけない」と、自分の心にブレーキをかけていることはありませんか?  成功してはいけない。能力がない。十分ではない。自分であってはいけない。このようなリミティング・ビリーフが無意識的にかかったまま努力をしても、なかなか成果が上がることはありません。

「ナンバー2のポジション」に安住していた過去

 かくいう私も以前はこのリミティング・ビリーフに苦しめられて、なかなか自分の才能を発揮せずに困っていました。 「頭が悪い」「成功してはいけない」や「自分らしくあってはいけない」「価値が無い」などたくさん抱えていたのです。なかでも「リーダーにはなれない」というものがとても特徴的で、どんな集まりでも必ず「ナンバー2のポジション」で立ち回っていることを良しとしていました。  しかし、ある勉強会でいつものように「私は副代表を務めさせていただきます」と宣言をしたところ、先輩の経営者から「その副なんとかっていうやつ、気持ち悪いから止めてくれない!? 俺、一番キライなんだよそういう責任取らないヤツ」と怒られてしまった経験があります。
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「領域展開」できるチャンスはどこにあるのか?
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