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「ウマ娘」ファンの競馬ビギナーでも通になれる。2022年注目3歳馬を元競馬誌編集長が解説

牝馬戦線で面白いナミュール

 牝馬戦線は阪神ジュベナイルFを制したサークルオブライフが中心。新馬戦こそ3着でしたが、その後に3連勝を飾っています。折り合い面に不安がないので距離延長は問題なく、数多の一流牝馬を育てた国枝栄厩舎なので、調整面の心配もありません。  逆転があるとすれば、阪神ジュベナイルF4着のナミュールでしょうか。阪神ジュベナイルFでは1番人気を裏切る形になりましたが、17番枠から出遅れ⇒直線は馬場の悪い内を選択という「やってもうた」のオンパレードでした。  それで勝ち馬から0.2秒差なら負けて強しの内容で、まともに走れば能力の高さはヒケをとりません。ただ、この手のタイプは「まともに走れば」が難しいのも事実なのですが…。

年明けから急成長する馬も……

 以上、現状の勢力図を、通ぶりポイントも交えてまとめてみました。とはいえ、これはあくまで2021年終了時点でのもの。クラシックを制す馬というのは、得てして年が明けてから急成長するといわれています。これから毎週のように注目の3歳戦が開催されますので、春のクラシックへ向けて、ぜひ、注目してみてください。 文/松山崇
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
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